モンツァでのF1イタリアGPが契約を延長。2031年までの開催が決定
F1は、11月27日、モンツァ・サーキットでのイタリアGP開催契約の延長を発表した。現行契約では2025年までだったが、6年間延長され、2031年までカレンダーに残ることが決まった。 【写真】2024年F1第16戦イタリアGP スタートシーン モンツァは世界選手権がスタートした1950年以来、サーキット改修のために実施されなかった1980年を除き、現在まで毎年グランプリを開催してきた。1922年に建設されたこのコースは『スピードの神殿(Temple of Speed)』と呼ばれ、F1カレンダーのなかでも最速のひとつで、ドライバーたちはラップの80パーセントをフルパワーで走る。 F1の社長兼CEOステファノ・ドメニカリは、今回の発表に際し、次のようにコメントした。 「モンツァはF1の歴史の中心である。毎年大勢のティフォシが集まり、フェラーリとドライバーを応援し、独特の雰囲気を作り出す」 「サーキットのインフラの最近のアップグレードと投資計画は、イタリアにおけるF1の長期的な将来への強いコミットメントを示している」 2024年のイタリアGPを前に、モンツァでは大規模な改修工事が行われた。イタリア自動車クラブ会長アンジェロ・スティッキ・ダミアーニは、契約延長において、施設のアップグレードを行えたことが重要だったと述べている。 「今回の契約延長を可能にしてくれたフォーミュラワン・グループの社長兼CEOステファノ・ドメニカリの氏の貴重かつ決定的な貢献に感謝する。もちろん、イタリア政府、ロンバルディア州、そしてイタリアGPが過去数年にわたってさらに多くの熱狂的なファンを魅了することを可能にしてくれたすべての地元機関に対しても感謝したい」 「なかでも、この100年の歴史を持つサーキットにリソースを投じ、今年実施された工事に資金を提供してくれたイタリア政府とロンバルディア州の重要な貢献を強調したい」 「モンツァは世界選手権のレースを開催する世界最古のサーキットであり、このイベントは世界選手権のカレンダーのなかで最も長く続いているものだ。しかし、歴史だけではもはや十分でないことは、誰もが認識している」 「すでにコースとアンダーパスの再舗装を行い、コース上とファンの安全性を向上させたが、2025年に向けて、ホスピタリティサービスの質と量を向上させるという新たな課題に直面している。この目標を念頭に置き、我々はすでに現代F1に求められる基準を上回り続けるための取り組みをすでに始めている」 [オートスポーツweb 2024年11月28日]