一流投手推奨「プロもやっている」 投球を力強く…体幹強化もできる“体重移動ドリル”
“手投げ”になってしまう子どもには「反動を使って体を大きく」
育成世代の中には、下半身がうまく使えずに、どうしても“手投げ”になってしまう投手もいる。そんな時は、反動を利用して投げることがお勧めだという。 「例えば、前から転がしてもらったボールを走って捕って、反動を使って投げることで、体全体を使うことができます。止まったところからスタートするのが難しいのであれば、反動を最初に入れてあげると、手投げではなくなってきます」 20年間のプロ生活で培ったノウハウを、子どもたちの目線に立ち、わかりやすく伝授。最後の挨拶では「今、38歳ですけど、50歳までやることが目標なので、プロで待っています」と、参加者全員にエールを送った。一流の教えを持ち帰り、しっかりと継続した先に、“涌井先生”と同じプロの舞台が子どもたちには待っている。
内田勝治 / Katsuharu Uchida