キャロウェイの最新ツアーモデル「パラダイム Ai スモーク ♦♦♦」はどんなゴルファーにオススメ?【ガチ試打計測・動画あり】
実際に球を打ってみた!
1発目は、強めのアゲンストの中、ほぼストレートの弾道。打った感触は「ちょっと先っぽに当たったんだけど、思ったより球は左に飛んでいない。すごい振りやすい」と癸生川プロ。この『振りやすさ』の実態を説明すると、「小ぶりのヘッド形状からくるものか、ダウンスウィングの軌道が作りやすい。操作性が良いという感じ。イメージ的には、ヘッドを持ってグリップ側を振ったときのような振りやすさがある」と癸生川プロ。どうやら、小ぶりのヘッドにしっかりしたシャフトがもたらす振りやすさのようだ。 データ担当に小島プロは「ロフト10.5度でSシャフトというスペックで、まあまあのアゲンストの中で、このスピン量に納まっているのは、やっぱりツアーモデルだなという印象はありますよね」と、最適補正をする『Aiスマートフェース』の効果を感じる発言。 1発目から、好印象だ。そのときのトラックマンデータは以下の通り。 クラブスピード(ヘッドスピード)/45.0m/s ボールスピード/66.6m/s 打ち出し角度/14.1度 スピン量/2955rpm キャリー/237.5ヤード トータル/254.0ヤード 2発目は、多少フェースが開いて右に逃げるスライス系だったが、3打目はきれいなストレートボールだった。この結果に小島プロが『操作性の良さ』の要件に関してコメントした。「前のショットで球が逃げたので、次の打席ではきっちりと補正が出来る。これも操作性の良さの大事なポイントだと思うんですよ。でもこれってプロだから出来るんでしょって言う意見が必ず出ますけど、どうなんでしょうか……」。 確かに、今日はどうも球がつかまらずスライスが出続けるというラウンドのときに、スウィングをそんなに大きく変えずに、その流れを断ち切ってくれる補正が出来る操作性の良いクラブはありがたい。ただ、プロだから出来るんだろ、という意見も確かにわかる感じがする。いずれにしても、それなりの腕を持つ人にとっては『操作性が良い』クラブであるということは言えそうだ。 さらに小島プロが『操作性』に関して提案。 「クラブの操作性の良さは、例えばドックレッグのホールでドローやフェードで攻めるといった“球筋をいじる”ときに打ちやすいかどうか、というのも大事なので、レギュラーツアーの試合でフェアウェイキープ率が1位になったことがある癸生川プロに、球を曲げる『操作性の良さ』をチェックしてもらいたいと思います」。 最後に癸生川プロに重圧が掛かる情報を入れ込んでき小島プロが、癸生川プロ『大きめのドロー』をリクエスト。 結果は『薄めのドロー』。次のフェードのリクエストには。『完璧なフェード』。 小島 どっちが打ちやすい。 癸生川 僕はフェードだね。 小島 それはシャフトが軟らかいとかも関係あるのかな。 癸生川 それは関係なく、見た目と振った感じで。 小島 もちろん個人差はあると思う。でもスピンアクシス(スピン軸の傾き)の数値はドローは3度でフェードは8.3度だからフェードはドローの倍くらい曲がり幅は大きい。数値的にはフェードが打ちやすいのは見て取れますよね。