「全米プロ」では優勝争いを演じたブライソン・デシャンボー（ロイター＝USA TODAY Sports）

　男子ゴルフの今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」で2位となったブライソン・デシャンボー（30＝米国）が、ファンを一喝し話題となっている。 　優勝したザンダー・シャウフェレ（米国）に1打差の2位で大会を終えたが、プレー同様にネット上で反響を呼んでいるのがファンに対する振る舞いだ。最終日、ホールを回る際、沿道にいた少年に対し、歩きながらさりげなくボールを投げてプレゼントした。しかし、それをキャッチしたのは大人の男性。しかも、ボールを奪い取ると逃げてしまった。 　これを知ったデシャンボーは足を止めて引き返し、男をクラブで差しながら「おい、おい！　おい！　ボールを返せ！」と怒鳴りながら一喝。男性はこれにおずおずと従って戻り、少年にボールを返すと、再び逃げるようにその場を離れた。やっとボールを手にした少年はうれしそうだった。 　この動画はX（旧ツイッター）で拡散。ネット上では「ブライソンのイメージが変わった。好きになった」「彼は大衆の味方だ」「素晴らしい行いだ」などと称賛の声が並んでいる。