神戸、後半追加タイムのオウンゴールで白星逃すも2位・広島が敗れ次節にも連覇達成の可能性【Jリーグ】
◇10日 J1リーグ第36節 東京V1―1神戸(味スタ) 首位の神戸は東京Vと引き分けて勝ち点68とした。次節にも神戸のリーグ2連覇が決まる可能性がある。 白星がスルリと逃げていった。1―0とリードし、試合終盤を迎えた神戸。しかし、後半追加タイムにオウンゴールを与え、引き分けに持ち込まれてしまった。相手が左サイドから送り込んできたクロスボールに対し、トゥーレルがクリアミス。GK前川は反応し切れず、無情にもゴールネットが揺れた。 痛恨のミスを犯したセンターバックは「ああいう失点で同点という結果になってしまったことに非常に責任を感じているし、反省している」と唇をかんだ。 前半7分に幸先よく先制点を挙げたが、その後は引いて守る時間帯が多かった。何とか「踏ん張っていた」(トゥーレル)が、最後に悪夢が待っていた。 それでも2位・広島が敗れたことにより、勝ち点差が2から3へと広がった。結果的には一歩前進。次節にも2連覇を達成する可能性が出てきた。 吉田監督は「残り2試合、勝ち続けるしかないと思うし、そこに集中してやるだけ」と気持ちを切り替えた。トゥーレルも「次また、仲間のためにチームのために貢献できるように進むしか、タイトルへの道はない」と前を向いた。
中日スポーツ