血管年齢20才の“94才スーパーおばあちゃん”、気になることはチャレンジするのがモットー「88才にして洋裁を始め、今では3日で洋服作れる」
94才にして血管年齢20才、基礎代謝などで測る体内年齢は36才と、脅威の若さを保つ “スーパーおばあちゃん“こと佐藤ヒデさん。若さの秘訣を聞くと、「毎朝ラジオ体操」「お風呂で運動」「22時就寝」「サプリメントはのんだことがない」と、さまざまな習慣が明らかに。若く健やかに生きるヒントが満載の「ヒデさん流・長生きルーティン」を紹介する。【前後編の後編。】 【写真】88才で始めた洋裁は3日で1着作れるという域に。最近始めた切り絵は約1m×4mの大作
きょうだいが教えてくれた「前を向く生き方」
岩手県高田町(現・陸前高田市)出身の佐藤さんは、1930年、7人きょうだいの6番目に生まれた。世界恐慌の波が日本を襲い、戦争へと歩みを進める時代。6才のときに満洲に赴任していた父が事故で亡くなり、家計を支えるために、学校を出たばかりの姉や兄がアイスキャンデーの事業を始めた。佐藤さんは当時をこう振り返る。 「まだ幼い私は遊んでばかりいたけれど、姉たちは生活費を稼ぐために毎日必死で働いていました。努力のかいがあって事業は拡大し、食品の卸業やスーパーを経営するようになっていくけれど、母やきょうだいの背中を見ながら育ったことは、私の生き方に大きく影響していると思う。 前向きで愚痴ひとつ言わず、がむしゃらに働く姿を忘れることはありません。だから東日本大震災の津波で家が流されたときも、きょうだいの顔が浮かんできた。姉や兄ならこんなことで泣き言を言わないはずだと思ったら、自然と体が動いて、片づけをしていたんですよ」 結婚は30才のとき。夫が銀行員だった佐藤さんは、2人の子供を育てながら転勤で40回ほど引っ越しを繰り返し、行く先々では率先して近所を掃除したり、銀行の顧客を自宅に招いた。人の世話を焼くのが好きで、交友関係が広い佐藤さんの自宅には、いまも1日2人は茶飲み友達が訪れる。 「おしゃべりしていると、あっという間に2時間、3時間と過ぎていくんですよ。94才にもなると、新しい情報に触れることが難しくなるけど、若いお友達がいるのでいろんなことを教えてもらえる。この前は『YouTubeをやってみたら?』と言われて、『それって何?』と甥に教えてもらいました。 お友達との会話についていくために、話題のドラマを見たり本を読んだりもします。テレビを見て“最近はこんな嫁姑問題があるんだ”って気づくこともある(笑い)。特にNHKの朝ドラは毎日欠かさず見ています」(佐藤さん・以下同)
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