UKの新星、ザ・ラスト・ディナー・パーティーの「Maximalism」――「躊躇なく、やりたいことを全部やる」
ジョージア:ロンドンには若くて才能あふれるファッション・デザイナーがたくさんいて、最近だとダブリン出身のOran O'Reillyとコラボレーションしました。彼はチャペル・ローンの衣装も担当していて、彼が作ったドレスは素晴らしかったな。とてもクールで。
リジー:見た見た。最高だったよね!
――ほかに、日本のファンに紹介したいオススメのファッション・ブランドはありますか。
ジョージア:そうだな……「Rabbit Baby」というブランドは日本のファンもきっと気に入ると思う。
リジー:最高!
ジョージア:私たちも一緒に仕事をしたことのあるイギリス人のデザイナーのブランドで、美しい白いドレスや小物がすてきなんです。手先が器用で、どれも繊細な作りで、手編みの小さなウサギのモチーフが特に素晴らしい。大好きなブランドで、だから日本のファンも「Rabbit Baby」をサポートしてくれたらうれしいな。
――TLDPがまとうファッションからは、年代やカルチャー、ジェンダーの異なる表現をミックスして楽しむ実験精神が伝わってきます。2人が個人的に好きなファッションのテイストはどういったものですか。
ジョージア:私は“実験する”のが大好きなんです。ステージで大きなスーツを着るのも好きだし、中世風の小さなプリント柄の衣装を着るのも好き。インターネットでいつもいろんなものをチェックしているし、そこからインスピレーションを受けるのが楽しいんです。
リジー:着こなしをマネするのはタダだしね(笑)。個人的には、サイバーでフューチャリスティックなファッションが好きで。だから3枚目のアルバムはSFみたいな感じになっているかも(笑)。
ジョージア:最高(笑)。スチームパンクみたいな感じとかいいかもね。
――TLDPのライブは「ドレスコード」があることで知られています。“グリム兄弟”や、“フォーク・ホラー”といったテーマで……ただ、それはけっして強制的なものではないそうですが、ファンにとってTLDPのライブはどんな場所であってほしい、という思いがありますか。