先制トライを決めた桐蔭学園CTB松本桂太（撮影：牛島寿人）

■第104回全国高校大会 決勝・1月7日＠東大阪市花園ラグビー場（大阪） 【桐蔭学園（神奈川） 40－17 東海大仰星（大阪第2）】 　連覇を目指すAシードの桐蔭学園と昨年度ベスト8でBシードの東海大仰星、2回戦から勝ち進んだ両雄が今年度の“花園”決勝で顔を合わせた。 　序盤から白のセカンドジャージーを着用した桐蔭学園がペナルティを誘発しながら前進。スコアが動いたのは前半9分、FWがゴールライン前まで押し込んでからCTB松本桂太が右中間にトライ、桐蔭学園が5点を先取した。 　以降はミッドフィールドでの均衡した展開が続いていたが、29分に桐蔭が左サイドを突破し、WTB西本友哉がゴールラインを割った。SO丹羽雄丸のコンバージョンも決まり、12－0の桐蔭リードで前半を終えた。 　サックスブルーがメインのセカンドジャージーを着る東海大仰星は、後半4分に敵陣深くで得たペナルティからクイックタップでSO吉田琉生が飛び込み、追撃のトライをマーク。CTB向井悠統がコンバージョンを沈めて7点を返した。 　桐蔭は9分にドライビングモールでトライ（G）を奪うと、11分にもビッグゲインの素早いリサイクルからSO丹羽雄丸がインゴールの中央に飛び込んだ。（26－7） 　セットプレーやブレイクダウンでも優位に立つ桐蔭はその後もゲームの主導権を握り、15、21分のトライ（G）でリードをさらに広げた。（40－7） 　プライドを示したい仰星は、25分にWTB隅田陸斗が左大外にトライを奪い、30分にも途中出場のWTB菊池敬太が右にトライをマークした。 　そのまま試合はフルタイムとなり、40－17で桐蔭学園が勝利。2季連続5度目の日本一となり、全国543チームの頂点に輝いた。