才能が開花 絵と生きる10歳少女 自分の思いを言葉にするのが苦手…4歳の頃に運命の出会い「好きなものが」 将来の夢は「動物を救う有名な画家」
特集は、絵の才能が開花した10歳の女の子です。自分の思いや考えを言葉にするのが、ちょっと苦手。でも4歳の頃から毎日描き続けている絵が評価され、個展を開くまでに。創作活動を取材しました。 【動画で見る】才能が開花 絵と生きる10歳少女 自分の思いを言葉にするのが苦手…4歳の頃に運命の出会い「好きなものが」 将来の夢は「動物を救う有名な画家」
■絵を描くことは生活の一部
クマに、ヘビクイワシ、ゾウ。 たくさんの動物が描かれたこちらの作品は、海外のコンクールで賞を受賞しました。 堀之内聖さん(10): 「ライオン描くのが一番好き。好きな動物だから」 描いたのは堀之内聖さん10歳。原村の小学5年生です。帰宅すると、毎日1時間から2時間絵を描きます。
母・通子さん: 「それ真っ黄色?」 聖さん: 「ピンク少し入れた」 母・通子さん: 「ピンク少し入れたんだ。いいんじゃない、色かわいい」 傍で見守ってきた母親の通子さん。聖さんの創作活動をこう表現します。 母・通子さん: 「自分で自分のことを幸せにできる知恵をつけている最中なんだろうな、みたいな見方なので」 聖さんにとって絵を描くことは生活の一部。実は4歳の頃から毎日、続いています。
■4歳の頃に運命の出会い
2014年2月に生まれた聖さん。体重は1608グラム。いわゆる低出生体重児で1カ月余り、NICUに入っていました。 その後はすくすくと成長。 でもー 母・通子さん: 「不機嫌だったんですよ、とにかく。赤ちゃんなのに笑わない赤ちゃんっているんだ」 母・通子さん: 「ここですね。赤ちゃんがよくここをグッとかみ切れるなと思って」 子どもが、かんしゃくを起すのはよくあること。しかし、それが度を超えているのではと心配されました。
3歳になると徐々に変化がー。 母・通子さん: 「動物が大好きで、動物にとにかく優しく丁寧に接するのが印象的だった」 そして4歳の頃ー。 母・道子さん: 「運命の出会い、恐竜。頭の中は恐竜でいっぱい」
「恐竜」と触れ合うことはできません。そこで、聖さんは絵を描き始めます。 しかも、周囲が驚くほどの集中力で。エネルギーが注ぎこまれ感情の爆発は減っていきました。 母・道子さん: 「好きなものができるというのはすごい強い力なんだなって感じた。ずっと観察してて自分が没頭できるものがあると人は穏やかになるのかなと。ただ興味がないことは徹底的に興味がないので不器用、そこの落差がすごくある。だから好きなことを止めない方がいいな」
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