ベルギーGPトップチェッカーのラッセル、1.5kg車両重量が足りず失格!ハミルトンが繰り上がりで今季2勝目&通算105勝、リカルド10位入賞|F1
第14戦ベルギーGPはジョージ・ラッセルの勝利となったはずだったが、レース後の車検でラッセルは失格となり、繰り上がりでルイス・ハミルトンがベルギーGPの勝者となった。 レース後、報告書では車両重量が798kgを遵守していると見られたが、車両規則の排水手順に従った排水が、完全ではなかったという。結局、車両重量が796.5kgだったとのこと。これはTR第4.1条で定められている最低重量より1.5kg低くなったため、失格処分になった。 スチュワードは文書を通じて「聴聞会中、チーム代表は計測が正しく、必要な手順はすべて正しく実行されたことを確認した。チームはまた、酌量すべき事情はなく、チームの純粋なミスであったことを認めた」と説明している。 「スチュワードは、FIAフォーミュラ1技術規則第4.1条に違反したと判断し、そのような違反に対する標準的な罰則を適用する必要がある」 トト・ヴォルフ代表は「我々に不利益な内容でも、スチュワードが下すなら我々はそれを受け入れなければならない。それが現実だ。ミスが起きたのだ」と述べている。 チーム代表は「我々はこのことから学ばなければならない。チームとしてはもっと良い点があるはずですが、ジョージにとっては明らかに大きな打撃だろう」と続け、ラッセルに同情心を示している。 オーストリアGPに続き、今季2度目の優勝を果たしたはずだったラッセル。だが車両重量の問題で、まさかの失格処分となってしまった。 なお、この裁定により、ハミルトンはキャリア105勝目となり、メルセデスとしては今季3勝目は変わらず。11位フィニッシュだったVCARBダニエル・リカルドが、10位入賞に繰り上がっている。
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