【このレストモッドEvo IIなんぼ?】この100台限定メルセデス 190E 2.5-16 EvoIIのレストモッドモデルの値段は?たったの・・・です
HWAはすべてを自社開発
すべての開発をHWAが行っている。駆動、パフォーマンス、シャシー、ブレーキ、エアロダイナミクス、安全装備は最先端であるべきだ。そして、すでに具体的な技術的詳細がある。 100台はそれぞれ厳選された「メルセデス190」をベースにしており、ボディシェルまで剥ぎ取られる。シャシーは特別に開発されたアルミニウム部品で補強され、「HWA Evo」に組み込まれる。旧「190」の面影はほとんどなく、「HWA Evo」はそれ自体が完成された1台のクルマなのだ。
メルセデスのV6ツインターボは450馬力
しかし、235馬力のオリジナル4気筒エンジンは使われていない。代わりに、アファルターバッハにあるメルセデスのV6ツインターボが採用された。排気量3リッターの6気筒エンジン(M 276)は、「AMG 43」のさまざまなモデルにも使われていたものだが、HWAで大規模な手直しが施され、ドライサンプ潤滑などに変更されている。最高出力は約450馬力、最大トルクは550Nmと、オリジナルの「190 Evo II」と比べてほぼ2倍のパワーを発揮するはずで、パワーはトランスアクスル構成の6速マニュアルギアボックスを介して後輪に伝達される。最高速度は電子制御により270km/hに制限されるという。
450馬力では物足りないという人は、いわゆる「アファルターバッハ」パッケージを注文することができる。これにより出力は500馬力に向上し、電子制御式スピードリミッターが解除されるため、「HWA Evo」は300km/hの壁を破ることができる。電子調整式KW製ダンパー(標準では手動調整式)も搭載されている。 車重1,360kgのレストモッドには、フロントアクスルに380mmのディスク、リアアクスルに360mmのディスクを備えた適切な寸法のスチール製ブレーキシステムが装着されているが、カーボンセラミックブレーキもオプションで用意されていて、サスペンションもダブルウィッシュボーンアクスルを採用したまったく新しいものである。フロントエンドを30mm持ち上げるリフト機能(オリジナルと同様)も検討されている。 販売に関しては、HWAは米国のキュレイテッド社と提携した。80年代、90年代、2000年代初頭のスーパースポーツカーやスモールシリーズを専門とする自動車ディーラーだ。
価格は正味71万4,000ユーロ(約1億2,138万円)
「HWA Evo」は現在予約注文を受け付けており、最初の顧客には2025年末に納車される予定だ。本体価格は714,000ユーロ(約1億2,138万円)で、ドイツ国内ではグロスベース価格849,660ユーロ(約1億4,450万円)に相当する。「HWA Evo」は確かにお買い得ではないが、それではどのレストモッドがお買い得だと言えるだろうか?
Jan Götze