やよい軒「0円おつまみ」がお得すぎる! コスパ最高の“ちょい飲み”を楽しむ方法
プリプリ食感の玉子焼きに、良い意味で特徴のないポテト
食べ物はサイドメニューから「玉子焼き」(220円)、「フライドポテト」(220円)、「牛肉のすき焼き小鉢」(280円)の3品をオーダー。 まず「玉子焼き」から実食。長方形のビジュアルをしているため、てっきりだし巻き卵の味を予想していたがしっかり玉子焼きだった。出汁の風味などは一切ない。味自体は甘味と塩味を感じられる絶妙なバランス。ただ、あまりにシンプルな味のため、お皿についているマヨネーズをつけたり、卓上に置いてある醬油をかけたりなど、味変することで美味しく食べ進められる。また、“できたて特有”のプリプリ食感を楽しめることも魅力の一つと言えそうだ。 次に「フライドポテト」をいただく。サクサク感はあまりない。若干シナっとした食感になっているが、内側はジャガイモの味を感じられるほど肉厚。ふりかけられている塩が多いからなのか、正直しょっぱさを強く感じた。ただ、良い意味で“特徴のないフライドポテト”だったため、ビールにもバッチリ合って「こういうのでいいんだよ」という満足感を得た。
すき焼き小鉢は280円と思えない満足度
「牛肉のすき焼き小鉢」は特にビールに合う仕上がり。「やよい軒」では定食メニューを頼むとご飯のお替りが無料だからなのか、かなり味は濃い。ご飯に合う甘辛い味付けになっており、必然的にビールにも合う。 牛肉はトロっとしているくちどけ食感。たまねぎはシャキシャキしており、牛肉と一緒に食べると、それぞれの食感を同時に楽しめる。結び糸こんにゃくは甘辛いタレをたっぷり吸収しており、結び糸こんにゃく1つでご飯一杯を食べられるレベル。牛肉を使用した小鉢料理は一般的な居酒屋の場合、安くても400~500円くらいになるかもしれない。それを鑑みると、この280円の小鉢はかなりコスパの良いメニューのように思う。
コスパ最強? 無料のおつまみとは
ただ、コスパで言うと小鉢が1位ではない。「やよい軒」には無料のおつまみが存在するのだ。それは、大根、白菜、きゅうりを醬油漬けした「刻みごま白菜漬け」だ。 コロナ禍の影響なのか、回転寿司屋で迷惑行為をした客の影響なのかは不明だが、「刻みごま白菜漬け」は以前は卓上に置いてあったが、現在は専用のスペースでゲットできる。 漬物はそもそもお酒との相性が良く、「刻みごま白菜漬け」もやはりビールと相性抜群。「『きゅうりのキューちゃん』は好きだけど、そこまで漬物は得意ではない」という人も一定数いると思うが、そういった人でも美味しくいただける。羞恥心や罪悪感など人間らしさを形成している様々な感情を無視できれば、ビールだけ頼んで「刻みごま白菜漬け」をポリポリ食べても満足感を得られるだろう。もちろん取り過ぎは禁物だ。
ラーメン「一蘭」のような1人席も落ち着く
「ビール メガジョッキ」は890円と高価ではあったが、食べ物系が安かったため、2000円以内でほろ酔い気分を味わえ、お腹を満たすことにも成功した。また、ラーメンチェーン「一蘭」のように隣の席との間に仕切りが設けられた席もあり、1人でのんびり飲みやすい環境なのもありがたい。サイドメニューの品揃えも充実しているため、今度は違うメニューでちょい飲みしたくなる。 <写真・文/望月悠木> 【望月悠木】 フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki
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