「要するに戻りオフサイド」元国際審判員の家本政明が細谷真大のゴール取り消しを解説「競技の精神は関係ありません。事実が全て」【パリ五輪】
「僕も日本人なので皆さんの感情的な意見には同意です」
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、現地時間8月2日に行なわれたパリ五輪の準々決勝でスペインと対戦。0-3で敗れた。 【画像】U-23日本代表のスペイン戦出場15選手&監督の採点・寸評。攻守で存在感の高井、“幻ゴール”の細谷も評価 この一戦で注目を浴びているのが、40分のシーンだ。ボックス内で、相手DFを背負った状態でボールを収めた細谷真大が反転して鮮やかにネットを揺らしたものの、VARチェックの末に踵あたりがわずかに出ていたとしてオフサイドとなり、得点は無効となった。 日本にとってはあまりにも痛恨なジャッジは議論を呼ぶなか、元国際審判員の家本政明氏が3日に自身のXを更新。オフサイド判定について解説した。 「先日のスペイン戦での細谷選手のオフサイドですが、いろいろ自由な意見が飛び交っているので一言だけ言わせていただきます」と切り出し、「要するに、いわゆる『戻りオフサイド』ということです。※戻りオフサイドとは、オフサイドポジションにいた選手がオンサイドポジションに戻ってきてプレーすること」 そして、「1mmでてたとか1mでてたとかは関係なく、オフサイドポジションから戻ってプレーしたことは事実なので、オフサイドのそもそもの精神がーとか、競技の精神がーとかは、この件に関してはまったく関係ありません。事実が全てです」と続ける。 さらに「僕の見解への自由な批判は尊重しますが、正しい情報の収集不足や競技規則の理解不足による意見も多いので共有です。今回のオリンピックは、カタールW杯で採用された『半自動オフサイドテクノロジー』が導入されています」と記す。 一方で、「とはいえ、僕も日本人なので皆さんの感情的な意見には同意です」とも述べた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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