中国船航行、年間最多更新 尖閣周辺、計353日に
沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で29日、中国海警局の船が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは年間で計353日となり、2012年の尖閣国有化以降の最多を更新した。 第11管区海上保安本部(那覇)の坂本誠志郎本部長は「周辺海域の情勢は依然として予断を許さない厳しい状況にある。領海警備に万全を期していく」とのコメントを出した。 11管によると、尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは41日連続。 尖閣諸島は沖縄本島の西約410キロにある魚釣島、北小島、久場島などの無人島。同県石垣市の行政区域に含まれる。