柳亭市馬会長「客に恩返しを」 落語協会誕生100年
東京の落語家や講談師らで組織する落語協会が25日、結成から100年の節目を迎えた。東京都内で記者会見した柳亭市馬会長は「こんなにうれしいことはない」と喜びを語った上で「お客さまに喜んでもらうことでしか恩返しできない。良い芸を提供するのが使命」と、次の100年に向け気を引き締めた。 協会によると、関東大震災の翌年に当たる1924年のこの日、離合集散を繰り返していた落語家たちが「大同団結」し、東京・上野で協会の前身である「東京落語協会」の発会式を行ったとされる。協会には現在、紙切りや、ものまねなどの芸人も所属している。