2024年版 ここまで進化した! 現代最強SUV 10選 海外の辛口評論家が選ぶ「ベスト」とは
4. キアEV9
長所:広い室内空間、力強い走り、優れた航続距離 短所:高価、価格の割に高級感に欠ける 最も優れた点:デザイン 大きくて四角いクルマは、停車していても存在感がある。だからこそ、人々はSUVに注目し、惹かれるのだ。キアEV9も目を奪われるに違いない。 メルセデス・ベンツGLEやレンジローバー・スポーツとほぼ同じ大きさで、キアとしては経験の薄い高級大型SUVとなる。重厚感のあるスクエアボディと、シャープに描かれたディテールは欧州でも異彩を放っており、通りすがりの人が思わず二度見したり、「あれがキア? 本当に? ワオ!」と声を上げたりするほどだ。 7万ポンド(約1330万円)という価格にしてはインテリア素材の高級感に欠けるが、6人乗りと7人乗りのレイアウトが用意され、広さは他の3列シートSUVに劣らない。99.8kWhバッテリーを搭載し、実走行での航続距離は420kmから520kmと予想される。 2基の電気モーターは力強く、乗り心地やハンドリングはややソフトだが、しっかり「しつけ」が施されている。
5. ランドローバー・ディフェンダー
長所:快適性が高い、非常に運転しやすい、ファッショナブル 短所:110と130は大きすぎる、重い、安くはない 最も優れた点:オフロード性能 ほとんどのSUVオーナーにとって、オフロード性能は「もしもの時のため」の安心材料であり、必要となる機会は本当に数少ない。にもかかわらず、ランドローバーのようなブランドは、それこそが「4x4」の神秘たるゆえんだと考えている。必需品ではなかったとしても、所有することに喜びを感じる人は大勢いる。ディフェンダーの成功がその証だ。 ディフェンダーの素晴らしきは、十分な性能と使い勝手を備え、そうした購入者の期待に応えていることだ。高さ調整可能なエアサスペンションと、適度にタフなアクスルとドライブトレインが、優れた電子制御トラクションコントロールと組み合わされている。サイズと潜在能力は大きいが、運転は意外と簡単だ。ドライビング・ポジションと車載カメラが優秀で、周囲の状況を把握しやすい。 もっとタフで耐久性の高いモデルや、逆に小さくて軽快なモデルもある。しかし、泥や轍、濡れた草や砂といった悪路を走るのがこれほど簡単なクルマは他にない。