2024年版 ここまで進化した! 現代最強SUV 10選 海外の辛口評論家が選ぶ「ベスト」とは
6. マツダCX-60 3.3d
長所:ディーゼルの大トルク、優れたオフロード性能、低燃費 短所:乗り心地と車体挙動の調整が不十分、高価 最も優れた点:実走行での燃費 直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載したSUVが、2024年に燃費で賞賛されるとはおそらく思わないだろう。しかし、多くのメーカーがディーゼルに見切りをつける一方で、マツダはディーゼル技術の革新を続けており、その成果は目を見張るものがある 中型SUVのCX-60は、3.3Lターボディーゼルエンジンが用意され、WLTP複合サイクルで24km/lの燃費を誇る。実走行では、低温燃焼のリーンバーン技術により、高速巡航時には25km/lを超える燃費を達成できる。45kg-m以上の大トルクもたくましい。 ガソリンスタンドに行く回数を減らしたいなら、そしてEVやPHEVを自宅で充電できないなら、CX-60のディーゼルを検討すべきだろう。もし電動車を導入できるのであれば、ホンダCR-V e:PHEVも検討したい。
7. メルセデス・ベンツEQS SUV
長所:優れた乗り心地、広い室内空間、高度なインフォテインメント・システム 短所:高価、物議を醸すルックス、EVとして効率的ではない 最も優れた点:ラグジュアリーな質感 洗練性と高級感を追求するEVの台頭が目覚ましい。内燃エンジン車にもまだまだ卓越したモデルが多くあるものの、大型SUVにラグジュアリーな魅力を求めるのであれば、パワートレインの電動化が最も現実的である。 そして今のところ、メルセデス・ベンツ最大のEVであるEQS SUVに勝るものはない。近年のメルセデス・ベンツのインテリアは、素材の質感や手触りがやや期待ハズレで、昔のほうが良かったと思えることもある。だが、乗り心地はこの上なく静かで快適であり、外界から隔絶されているように感じられる。路面からの入力もまるでなかったかのように吸収し、ロードノイズや風切り音をほとんど認識させない。 100kWh以上のバッテリーを搭載し、実走行で約480kmの航続距離を達成できる。