【大村ボート(ナイター)西スポ杯】優勝戦は岡崎恭裕がインから快勝 西スポ杯2回目のV
大村ボートの「西日本スポーツ杯」(優勝賞金100万円)は最終日の16日、最終12Rで優勝戦が争われ、1号艇の岡崎恭裕(37)=福岡・94期=がインから逃げて快勝。今年2回目、通算では57回目、大村は6回目のVを手にした。2着は2号艇の金子萌、3着は5号艇の菅章哉が入った。3連単は1980円の8番人気で決着。岡崎の西スポ杯Vは2013年8月開催の当地戦以来2回目となった。 【ボートレース】2025年度SG、プレミアムGⅠなどの開催日程【表】
■ヒーロー 当地のダブルエース機である32号機を相棒に、岡崎が2013年以来の当地西スポ杯の栄冠を手にした。 優勝戦は枠なりの3対3。コンマ10のトップSを放つも「大村は広いので、どれくらい来られるか感覚は分からなかった」と4カドから飛び出した春園功太に、チルト1.5度までハネた菅章哉が迫ったが「ターンしながら大丈夫だと思った」。1周1Mでは後続艇を一切寄せ付けない好ターンを披露。最後まで安定のハンドルワークでVゴールへ駆け抜けた。 エンジンは2連対率45.9%の実績機。前検では「悪いところはなかった。足はいいと思う。班の中で、Sをしてから余裕があった」と抜群機のパワーを感じ取れば、「少しペラ調整をしたけど、水面も良かったし、特に不安はなかった。伸びでぐいぐい出ていく感じではなかったけど、バランスが取れていて良かった」と最後まで万全の状態をキープし続けた。 「大村はもともと好きな水面なので、優勝ができて良かったです」。来年2月にはGⅠ「九州地区選手権競走」で再び大村の水面を走る。今年〝最後の優勝〟を起爆剤に次は当地GⅠ取りへ突き進む。(河野強)