「魚を丸ごと食べられるように」魚離れ解消の救世主“骨なし魚”開発に奮闘【アスヨク!】
こんがり焼けたお魚。 若い世代の“魚離れ解消”の救世主なんです。 子:おいしー! 母:食べてるー ちっちゃな骨でも文句言うのに。 【画像】研究をしている滋賀県立大学の杉浦省三教授 魚の骨が大の苦手だという男の子ですが、丸ごとパクリ。お母さんもびっくりです! 杉浦省三教授: 一言で言えば、“骨なし魚”という言い方をしていますけど、骨をできるだけ柔らかくするということで。 骨ごと食べることができる“骨なし魚(ぎょ)”。 その研究をしているのが、滋賀県立大学の杉浦省三(すぎうら・しょうぞう)教授です。 「ホネをとるのが面倒」といった理由で広がる“魚離れをどうにかしたい”。 その思いから、杉浦さんが6年以上かけ開発したのが、「骨を柔らかくし、魚を丸ごと食べられるようにする」特殊なエサです。 杉浦省三教授: とにかく「骨が嫌い」というのがダントツで、それなら骨を柔らかくしちゃえば、魚離れはある程度収まるんじゃないかなと。 杉浦さんが魚にこだわる理由・。そこには、父からの教育が関係していました。 杉浦省三教授: (父親が)イワシくらいのサイズの魚だったら骨まで全部食べろと。あのとき、魚まるごと食べて、体、結構丈夫になったからあれはありがたかったなと。 “骨なし魚”は現在、淡水魚がメインですが、杉浦さんはこの技術を「海水魚にも応用したい」と今後も研究を続けていくといいます。 杉浦省三教授: 他の食品と違って魚にしかない栄養素がある。魚をたくさん食べて、必要な栄養素をとる。これは大きな効果、働きを持っていると思います。 骨ごと食べることができる“骨なし魚”。 若い世代の魚離れを食い止めるため、杉浦さんの研究はあすも続きます。 (「イット!」11月18日放送分より)
イット!