帰省のたびに両親に「交通費」数万円をもらっています。友人に話したら「社会人なのにお金もらってるの?」と驚かれました。お金をもらっている人は少ないのでしょうか?
お盆の帰省にはお金がかかります。帰省費用を親が負担してくれるケースもあると聞きますが、いったいどれくらいの割合の人がお盆の帰省費用を援助してもらっているのでしょうか? 本記事ではお盆の帰省に親がどの程度、子ども世帯に帰省費用を負担しているのか、負担金額はどれくらいなのかを紹介し、親世帯から子ども世帯に対する援助への考え方についても解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
子どもの帰省費用を負担する親は7割にもなる
女性誌「ハルメク」を発行する株式会社ハルメクが2023年6~7月に実施したアンケートによると、約70%の親が子ども世帯の帰省時にかかる費用負担をしているとのことです。 全額負担している親の割合は約18%で、援助なしは約23%という結果でした。このように親が子ども世帯の帰省費用を負担するのが多数派で、子ども世帯が全額負担するほうが珍しいようです。
帰省費用の負担金額は5万円未満が多い
同調査によると、帰省費用の負担金額は5万円未満が82%を占め、最も多いのは1万円以上3万円未満(39.8%)でした。 負担している項目を聞いたところ、滞在中の食費が最も多く、レジャー費やショッピング費が続きます。 往復、もしくは片道の交通費を負担している親は合わせて約16%と多くはありませんが、帰省先が遠く、子ども世帯が飛行機や新幹線などで帰省する場合は親の費用負担も上がると考えられます。 実際に5万円以上負担している親も18%に達しており、交通費や長期滞在などで帰省費用が多くなっていると考えられます。
子ども世帯への援助は家庭ごとで考え方が異なる
同調査によると、親世帯が費用を負担する理由について、親世帯は「親として負担してあげたいから」、子ども世帯も「帰省費用は親が負担するものだと思っている」という回答が1位となっています。 子ども世帯が親に帰省費用を負担してもらうことは一般的であり、むしろ援助してもらうのが当たり前という考えが多数派といえそうです。 また帰省費用の負担はしてくれなくても、結婚資金・住宅資金・教育資金の援助など何かしらの形で親から子ども世帯への援助が行われている場合もあるのではないでしょうか? 家庭によって援助の考え方や方法は異なりますので、もし他人から何かを言われても、「うちはそういう家庭です」と堂々としておきましょう。