実力が伴わなかった“超新星”が殻を破って真の“スターダムの未来”に!天咲光由がフューチャー王座初防衛!
24日、東京都・後楽園ホールにて『STARDOM YEAREND X'mas NIGHT 2024』が開催。天咲光由が玖麗さやかを下してフューチャー・オブ・スターダム王座の初防衛に成功した。 王者の天咲は2022年3月にデビューし、“スターダムの超新星”として大きな大きな期待を背負いながらプロレスラー生活のスタートを切った。 団体からの猛プッシュに対して結果が出ずに思い悩むも、スターダムを若い力で革命しつつあるユニット【NEO GENESIS】に加入してからは色々吹っ切れたのかハツラツとした闘いを見せるように。今年10月には吏南の13度目の防衛を阻止して悲願のフューチャー・オブ・スターダム王座戴冠を果たした。 玖麗は2023年12月25日にデビュー。そのひたむきさと愛嬌で人気を博し、中野たむ率いる【COSMIC ANGELS】に加入してからはアイドル的な魅力も爆発。他ユニットとの抗争では一番槍を務めることが多い成長株。キャリア1年目最後の日となる12月24日の王座挑戦に向け、玖麗は1年間の成果を見せんと意気込んでいた。 戦前の記者会見では、玖麗は新人・若手たちの中でトップを目指す覚悟を語りつつも「私は超新星、スーパールーキー……そんなふうに言われたことも有りません。でも、そんな“普通”の私が天咲さんから獲れるものはフューチャーのベルトだと思っています。この“普通”の私が自分に持っていないものをなんでも持っている天咲光由からベルトを獲ってみんなに夢を見せたいと思っています」と意気込みを語っていた。
試合は、ゴングとともに突っ込んだ玖麗がドロップキック連打やプランチャで猛攻をかけ、必殺のときめきスピアーを発射して速攻勝利を狙う。 天咲はこれをキャッチしてDDTで切り返す機転を見せ、テーピングでガチガチに固められた玖麗の首へ集中攻撃。雪崩式DDTを決めて試合は終わりかと思われたが、雄叫びを上げて起き上がった玖麗がときめきスピアー。さらにときめきカッターを狙うが、これを阻止した天咲が高角度DDT、変形ベアハッグDDT、天聖(※急角度ダブルアームDDT)とフルコースを見舞って3カウントを奪った。 マイクを取った天咲は「玖麗の言うように私は“超新星”としてデビューした。でも、実力が伴わなくてさ……。色んな人に色んなこと言われて、すごく辛くて苦しくて痛い思いをしてきた。死ぬほど泣いて、生きて、やっとこのベルト手に入れた。スターダムの未来、背負える存在になった!だからさ、まだ負けられないんだよ」と今まで抱えてきたプレッシャーを吐露。 玖麗は天咲へのリスペクトの気持ちを新たにし「私はスターダムドリームを掴むその日まで、絶対に心折れないし諦めません!」と叫ぶ。これを受けて笑顔になった天咲は、玖麗も一緒にスターダムの未来を創っていくことを提案。2人はしっかりと抱き合った。