飲み会に、三流は「行かない」、二流は「場所はどこでもいい」と言う。では一流は?東大生でも出世できないNG飲み会の特徴
頻繁に食事を共にするチームほど、協力して仕事をする
この研究では、アメリカの大都市にある消防署で、消防士たちがどのくらい頻繁に一緒に食事をしているかを調べた。その結果、頻繁に食事を共にするチームほど、協力して仕事をする力が高いことが分かった。 研究は、消防署の13施設で行われた質的調査や、395人の消防署オフィサーへのアンケートをもとにデータを集めた。そのデータによると、一緒に食事をする習慣があるチームは、仕事への満足度が高く、チームのパフォーマンスの評価も良い傾向にあった。食事を共にすることで、信頼感が育まれ、仕事中の協力が自然に進むようになるという。 食事の場には特別な力がある。緊張をほぐし、リラックスした雰囲気を作り出すのだ。そのため、メンバー同士が心を開きやすくなる。また、仕事の話だけでなく、個人的な悩みや日常の話を共有するきっかけにもなる。この研究では、食事中の会話がチームの連帯感を高めるうえで大きな役割を果たしていると述べられている。
会食の習慣はチーム全体の協力を引き出す
さらに、会食の習慣はチーム全体の協力を引き出す。一緒に食べることで、価値観や目標を共有しやすくなるからだ。データによると、頻繁に共食しているグループでは、職場での協力行動が目立つという。例えば、仕事中にお互いを助けたり、問題が起きたときに自然に協力し合うことが増える。 企業もこのような会食の力を活用できる。特に、新しいプロジェクトを始めるときや、メンバー同士の関係を深めたいときに効果的だ。ランチミーティングや食事を伴うディスカッションは、職場のチームワークを高める良い方法だと言える。この研究が示す通り、食事を共にすることで仕事の効率や信頼関係の構築につながるのだ。 チームで成功を目指すなら、結束力は欠かせない。その結束力を高めるために、会食の時間を取り入れることは非常に有効だ。食事の場が仕事の目標を達成するための第一歩となる。次に、飲み会でのふるまいについて考えてみる。スタンフォード大学ビジネススクールのトーマス・ハレル教授が行った研究によれば、社会で成功するために重要なポイントがいくつか見えてくる。この研究は、スタンフォード大学ビジネススクールを卒業した人たちを10年間追跡して調査したものだ。その結果、意外なことが分かった。