大谷 MVPは「ドジャースの一員として、代表してもらったと思っている」
ドジャースの大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、ナ・リーグMVPに選ばれた。エンゼルス時代にア・リーグで獲得した21、23年に続く満票受賞で、昨年の2度目の満票でも史上初の快挙だったが更新した。3度目の選出回数は歴代2位に並び、DH専任の選手のMVPは史上初の快挙。真美子夫人(27)、愛犬デコピンの「大谷一家」で初の歓喜となった。 【大谷に聞く】 ――MVPのシーズンを振り返って。 「ドジャースの一員として、代表してもらったと思っている。それぐらいみんなでつかみ取った。シーズンも、ポストシーズン(PS)もワールドシリーズ(WS)もそれくらい、みんなでつかみ取った」 ――打者専念のシーズンでMVPのために特別なことが必要だと感じていたか? 「MVPを獲りたいなみたいな感じでシーズンに入っていない、ドジャースという新しいチームに来て、早くチームの一員としてファンの方々、チームメートに認められたいと、特に前半戦はそういう思いでやっていた」 ――今季一番誇りに思うこと。 「一番はやっぱりWSに勝てたこと。一番目指していたところ。また来年も引き続きチームみんなで頑張れるように、今はリハビリをしている。また復帰してシーズンを頑張りたい」 ――来季の二刀流復帰に向けてリハビリ状況は? 「見通しよりも少し状態があまり良くなかったので、時間がどの程度かかるかというのは分からないけど、開幕をもちろん目指してはいる」 ――個人として真美子夫人、愛犬と祝福したか? 「ロサンゼルスのパレードが終わった後に比較的すぐ手術だったので、本当に時間がなかったというか、その日から今日ここまであまり何もできずにというか、ベッドでじっとしていました」 ――自分の期待にどこまで達したか? 「高い期待の中で結果を出していくのは、チーム全体、監督、フロントもみんな、1年間ストレスがかかる中で難しいシーズンだったと思う。来年以降ますますそういう気持ちが強くなると思いますけど、さらにそれを超えていけるように全員で頑張りたい」 ――デーブ・ロバーツ監督との信頼関係。 「数カ月で何年か(一緒に)プレーしているかと感じるような、そういう距離感というか。壁をつくる監督でもないですし、本当に数カ月で心地よくプレーできる環境というのがあった」 ――シーズンを通して印象に残ったシーンは? 「一番緊張したのはデコ(愛犬デコピン)の始球式(8月28日のオリオールズ戦)。思い出に残っているのはやっぱりポストシーズンが決まった試合(9月19日のマーリンズ戦)かなと思いますね」