隠れ家的な〈東京エディション銀座〉のメインダイニングは、覚えておきたい東京のモダンブラッスリー!
シグネチャーディッシュといえるのが、ダイナミックな“ブイヤベース”だ。昆布と鰹出汁がベースで、旨味と味わいが濃厚。北海道の帆立貝、メダイ、蛤、オマールブルーと、豪華な季節の魚介類が惜しげもなく用いられている。新潟県のかんずりを加えた“ルイユ”で味変できるのもいい。残ったスープは、添えられたガーリックトーストを浸して食べると、“口福”にあずかれる!
“チェリーミルフィーユ”は人気のデザート。ミルフィーユとチェリーのコンポート、ラズベリーのシャーベットをアシェットデセール(=皿盛りデザート)に仕上げた。パイ生地はサクサクで、カスタードクリームは香ばしくて香り高い。 アッと驚くようなデザートが“イチゴのショートケーキ”(4~6名 8800円)。特大サイズのショートケーキで、見た目も圧巻だ。フレッシュなイチゴがたっぷりなのが贅沢。ジェノワーズ生地はしっとりしていて口溶け感があり、クレームシャンティは軽やかなので、思ったよりも食べられる。
ワインはブラッスリーのコンセプトにもとづいて、フランスを中心に、イタリアやアメリカのワインも充実。オーガニックも豊富に取り揃えている。“ワイルドネイチャー プロセッコ DOC スプマンテ ブリュット”(1900円/グラス、1万1000円/ボトル)はリンゴや白い花のアロマがあり、とてもフルーティな香り。クリーミーな泡と適度な果実感で料理を邪魔しない。“ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ ブルゴーニュ コート・ドール シャルドネ 2021”はフランス産でシャルドネ100%。熟した果実の凝縮感があり、ミネラル感もたっぷり。料理に負けない旨味しっかりの白ワインだ。“マス・デル・ペリエ スキン・コンタクト”(2500円/グラス、1万9000円/ボトル)はフランス南西地方のオレンジワイン。熟した花梨やトロピカルフルーツが香り、軽やかなタンニンをもつ。魚介料理にはもちろん、肉料理にも合う1本だ。 店内は、木目調の温もりと穏やかな緑が、心を和ませてくれる。8席と14席の2つの個室を含む114席を有しており、平日のカジュアルな集いからエレガントなお祝いの席まで、あらゆるシーンに利用できるのが嬉しい。 銀座の一角にあるマリオットグループの最高級ホテル。知る人ぞ知るブランドで隠れ家的なロケーションにあるので、ホテル好きにとっては是非とも覚えておきたいホテルグルメだ!
●〈東京エディション銀座〉ソフィー アット エディション(Sophie at EDITION)
住所:東京都中央区銀座2-8-13 東京エディション銀座14F 営業時間:ブレックファースト7:00~10:30、ランチ12:00 - 15:00(14:30LO)、ディナー17:30~22:00(20:30LO) TEL:03-6228-7400 ※サービス料込み
文=東龍