「私は“努力の仕方”を学べなかった」――SUSURUと指原莉乃が語る、「好きを仕事に」するために必要なこと
SUSURU「へえ~! 抗議がきた場合はどうされるんですか?」 指原「たとえば長文のLINEが来たら、それよりも長い文を送ります。軽くスライドするだけでは全部見えないぐらいの長文(笑)」 SUSURU「アハハ!」 指原「きっと、送られる側はめちゃ怖いと思います。けど、怒っているんじゃないんですよ。『私はこう思っているよ』という、気持ちを全て真剣に、正直に伝えようと思ってのことで。やはりチームですからね。いつかはみんなが、多くの方に愛されるグループになってほしいと常に思っていますし、私を信じてついてきてくれた子たちのためにも愛されるグループにしないといけないなという責任感があるので、真剣に向き合わないといけないんです」
SUSURU「意見を伝えるのは大切ですよね。僕、毎日ラーメンを食べることは本当に好きなんです。ただ、『ラーメンを食べる瞬間をカメラで撮って、その動画をアップする』という作業に変わった段階で、好きなことの中に仕事の要素がたくさん詰まってくるわけです。その“仕事”をしているときは少しだけ『きついな』と思うこともあって。一時期、僕だけの稼働時間が増えて、一緒に動画を作ってくれている二人が今まで通りだったときは『なんで僕ばかり働いているんだ!?』と悩んだことがありましたね……まあ、僕はラーメン食べているだけなんですけど(笑)」 指原「SUSURUさんは、どうやって解決したんですか?」 SUSURU「登録者が増えてきたことで、『応援してくれる人たちのためにもやらないと。視聴者さんを裏切るわけにはいかない』という思いになれたのが大きかったですね。責任感が自分の中で芽生えてきて、『チームで上がっていこう!』となりました。こうした周りの力のおかげであることは、YouTubeを始めなければ絶対気づかなかったと思います」
与えられたこと以外の“プラスα”をこなすことが必要
キャリアは違えど、ともに自分の追い求めるものをまっすぐ楽しみながら追求する二人。同じような夢を目指す人たちにアドバイスするなら、何を伝えるのだろうか? SUSURU「僕の場合は、『頑張ろう!』ではなく、息吸うぐらいの感覚で『ラーメンに触れる』ということを普段からやっています。この“息吸うぐらいに好き”という感覚が何事にも大事なんじゃないかなって。何かパッと振られたときに、とっさにラーメンの話ができるぐらいの人じゃないと、『この人、ラーメン好きなんだ』と思ってもらえないはずですからね」