「私は“努力の仕方”を学べなかった」――SUSURUと指原莉乃が語る、「好きを仕事に」するために必要なこと
指原「私がSUSURUさんを見始めたのは3~4年前かな? 新しい土地に行くときは必ず『SUSURU 地名』で調べますし、引っ越すときも近くにSUSURUさんが紹介したラーメン屋がないか調べるぐらい、ずっと見ていますから。ラーメンは好きなのに、食事制限などもあってあまり食べられる環境になくて。なので、人が食べる系の動画を見ては『ああ、満足』ってなっているんです。なかでもSUSURUさんの動画は、ラーメンをしっかり紹介してくださるし食べ方もきれいで、間のナレーションも声がいいし、話の内容もキャッチーで耳に残る……語弊があるかもしれませんが、本当に、本当に、いい意味でシンプル。そこがすごく好きです」 SUSURU「その感想、一番うれしい。見やすさや、画面がパンパン切り替わっていくテンポ感をすごく意識しながら動画を作っているんですよ。そのこだわりの部分に気づいてもらえているのはうれしいですよ」
「やりたくないけれど、将来のためにやっておく」はよくない
この数年でトレンドとなった「好きを仕事に」という流れ。アイドルに憧れ、アイドルシーンのトップへと駆け上がり、今は「=LOVE」や「≠ME」などアイドルのプロデュースを手掛ける指原。かたや、好きなラーメンを食べ続けることが、今や仕事になったSUSURU。ともに見事に「好きを仕事に」を体現している。しかし、その「好き」を持続させるにも、たゆまぬ努力があったはずだ。 たとえば指原は、2013年の「AKB48 32ndシングル 選抜総選挙」で1位になり、AKB48グループのトップに立つまで、2008年のデビューから5年を要した。その間、自分自身の見せ方をいかにして築き上げてきたのだろうか。 指原「みなさんが思うような答えじゃなくて申し訳ないんですが、私は先輩方、スタッフさんが作ったものの上に、スルッとうまく乗っかったタイプなんです。AKB48に入ったときは、すでに先輩方が土台を築き上げていらして。外に出ても……たとえば『笑っていいとも!』に出ていた頃は、タモリさんが常に気をかけてくださったからうまくいけただけ。気づいたらここにいた、という実感なんです」 SUSURU「いやいや、指原さんは裏側で努力をめちゃくちゃしているはず」