日本ハム・伊藤大海「まだまだ比べるのはおこがましい」が「目指すべき大エース」2人に次ぐ5年目2億円突破
最多勝&最高勝率で2冠の日本ハム・伊藤大海投手(27)が4日、北海道・北広島市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季から2倍となる年俸2億2000万円でサイン。5年目での2億円突破は球団で08年のダルビッシュ、16年の大谷(ともに4年目で2億到達)に次いで3人目となった。 満足そうな笑みを浮かべた。「(偉大なOBに次ぐ活躍に)球団からも、リスペクトを伝えられました」。ダル、大谷の名を聞くと「まだまだ比べるのはおこがましいですけど、目指すべきところはそういう絶対的な大エース」とさらなる精進を誓った。昇給分の使い道も「確定申告まで静かにしておきます。(その後も)納税」とこちらもスキは見せず、笑わせた。 キャリアハイの14勝(5敗)に加えてダル以来となるシーズン4完封、5完投の成績を残したが、一方で目標とする「沢村賞」は候補者に挙がりながら該当者なしに終わり「それに値する圧倒的な投球がしたい」と身を引き締めた。 昨年は12球団最速で開幕投手に指名され、意識高くオフを過ごせたことが好成績につながった。新庄監督と約束した「15勝」は、来季こそ。「野球の神様がまだ成長するための課題を残してくれた」。慢心とは無縁で5年目に向かう。(堀内 啓太)
報知新聞社