猫が集まるビルの餌場に虐待を示唆するメモ書き…15歳の少女が保護ボランティアにSOS! 協力者をSNSで呼びかけ猫を保護、経緯を聞いた
保護ボランティア、外猫に「餌をあげるマナー」「避妊手術」を
千葉県内の猫たちが集まるビルの餌場に「殺すぞ」と書かれた紙が置かれていた今回のトラブル。少女からSOSの連絡を受けたMIKIMOKOさんがこう訴えます。 「もともとはビルで猫ちゃんに餌を与える方が現れたことからこのビルの猫ちゃんの歴史は始まっております。餌を一度与えたら、そこからその猫ちゃんたちへの命への責任は始まります。皆様もお外で野良猫を見つけた際、かわいそうでご飯をあげたくなると思いますが、ご飯をあげる前に考えてほしいことがあります。ここであげていいのかどうか、今後お世話をし続けられるかどうか、場所が餌場として許可をもらえているところなのか、この子の命に責任がもてるのかなどなど…。猫ちゃんは餌を一度もらえば、必ずその場所にやってくるようになります。餌を与える場所によっては、そこが危険な場所になる可能性もあることを意識し、一度手を差し伸べたら引き下がることはできない、責任が伴うという認識を持てる方が増えるといいなと思っています。 また、繁殖を抑えるためにも餌を与えている方はその子たちの避妊手術などまで考えてあげていただきたいです。お外で餌を与えるのは、お外で飼っているのと同じことだと思っています。猫ちゃんの繁殖スピードはかなり早いので、耳のカット(サクラ耳)がされてない子をみたら、手術を検討してあげてほしい。そして、どれだけ不満があったとしても、脅迫や虐待で意見することは間違っていますので、罪なき命を傷つけないような方法で話をして解決をはかっていただきたいです。 このビルにはあえて、餌やり禁止ポスターを作り、現地の方に貼っていただきました。餌をあげないでなんて猫たちがかわいそうだという批判もありました。しかしこの場所に猫ちゃんがいることの方が命が危ないので、猫ちゃんたちを守るためのポスターだと思ってもらえたら幸いです。虐待が起こる現場には、猫ちゃんたちを寄せ付けない方法をとるしかありません。猫ちゃんへの虐待案件はとても多いです。お外で猫ちゃんを見た際、温かい目で見守る方があふれる日本になってほしいと願っています」 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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