フジロックで大反響、Frikoが相思相愛の日本で語る「マイベスト」人生を変えた音楽と新作の展望
オーディエンスとして経験した人生最高のライブ
―次に、自分がオーディエンスとして経験した、これまでの人生でのベストライブを教えてください。 ベイリー:私はボナルー・フェスティバルで観たパラモアかな。小学校高学年から中学校の頃はもう大大大ファンだった。今でも好きだけど、当時はかなりハマってて。それで観に行ったんだ。その時に「All I Wanted」のライブパフォーマンスを初めて観て。あまりライブでやらない曲だったと思うんだけど、当時の私はもう大興奮だった。夢が叶った……!って。ショーも最高で、すごくエモいライブだったな。 ニコ:そうだったんだ? めっちゃいい話じゃん、知らなかったよ。僕は誰のライブを観たかな......ねえ、ちょっと名前を挙げてくれない? ベイリー:教会でフィリップ・グラスのライブを観てたじゃん。 ニコ:ああ、そうだ。フィリップ・グラスとシカゴ交響楽団のライブを観たんだ。ずっとライブで聴いてみたくて。あとはザ・マイクロフォンズ。『Microphones in 2020』のツアーを観に行ったんだよね。 ベイリー:最高だった。 ニコ:二人だけのライブパフォーマンスで、ベースが入ってきた時の音量は今までで一番デカかった。 ベイリー:身体が振動しちゃってたよね。最高にアツかった。それで言えば、ボナルー・フェスティバルでケンドリック・ラマーを観たんだけど、これもクレイジーで、私の鎖骨が振動してて(笑)。ほんと、心と体に来る音楽体験だった。ニコと(フリコのツアー/セッションベーシストの)デイヴィッドたちと観に行ったんだけど、すばらしいショーでグッときちゃった。 ―ちなみに、今回のフジロックで観たいライブってあります? ニコ:フジロックに(3日間)滞在できたらよかったんだけど、(フリコが出演する翌日のヘッドライナーである)クラフトワークは観たかったな……でも、他にも観たいバンドはいっぱいいるからね。