副業講師は誰でも今日からはじめられると言える理由 (滝川徹 時短コンサルタント)
■楽しく学べなければ講師業も続かない
興味をもっているジャンルをセミナーのテーマにすべきもう一つの理由。それは、興味をもっていれば苦なく学び続けていくことができるからです。 たとえば私の場合、仕事術に関する本を読む時はマンガを読むように楽しんで読むことができます。同じように仕事術をテーマにしたYouTubeの動画も娯楽感覚で見ることができます。自分が興味があることなので苦なく、むしろ楽しんでインプットすることができるのです。 一方でたとえば私が「今流行っているから」という理由だけでChatGPTをテーマにセミナーを開こうと思ったとしましょう。そのためにインプットをしようと思えば、同じようにはいきません。 ChatGPT ももちろん多少の興味はあります。しかし、やはりセミナーを開くためにわざわざ時間を作って学ばなきゃという感覚になると、楽しくありません。仕事術を学ぶ時と比べれば意欲も低いので、学習効率も随分と違ってくるはずです。 少なくとも一つのジャンルでセミナー講師をやり続けたいなら、皆さんは専門家として学び続ける必要があります。その時、学ぶこと自体が苦痛であれば楽しくありません。場合によっては学び続けられなくなります。そうなるとそのテーマでセミナーを続けることができなくなります。 一方、自分が好きなジャンルであれば、先ほども書いたように苦なく学び続けることができます。セミナー講師を続けられる可能性も高まるのです。私がセミナー講師をはじめてから7年以上経ちました。これまで学び続けセミナー講師を続けてこれたのも、自分が好きなジャンルだったからこそです。 好きなジャンルだからこそ苦なく学べ、長い期間をかけて探求することができたのです。
【プロフィール 滝川徹・時短コンサルタント】
1982年東京生まれ。Yahoo!ニュース・アゴラで執筆記事が多数掲載される現役会社員・時短コンサルタント。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけにタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法(日本実業出版社)』他。