ウクライナのゼレンスキー大統領

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が北朝鮮のロシア派兵には経済難解決のための目的があると主張した。 ２２日（現地時間）、キーウ・インディペンデントなどウクライナメディアによると、ゼレンスキー大統領は２１日に北朝鮮がロシアを支援する理由について記者団から質問されて「経済的な理由だと考える」とし「私の考えでは北朝鮮はとても貧しいので、貧困を克服するために住民を最前線に送った」と答えた。 ゼレンスキー大統領は北朝鮮軍が戦場に投入されても作戦に困難を強いられるだろうとし、「どのように彼らを管理して指揮するのか。言語についてのことだ」と言及した。 また「北朝鮮に関連し、ロシアは中国が激しく反応しないように問題を慎重に扱っていて、欧州連合（ＥＵ）と米国もこのことに対して非常に慎重だ」としながら「だが、われわれはこれがわれわれにとって危険であることが分かるため警告している」と続けた。 ゼレンスキー大統領は自国情報機関を通じて確認したとし、北朝鮮軍派兵の動きを連日糾弾している。２１日には「ロシアを支援する北朝鮮の新たな役割に対する報道から推測すると、パートナーの決断力ある措置が必要だ」として西側に対応を促した。 北朝鮮軍派兵を既成事実としてみているウクライナとは違い、西側支援国はまだ概して「事実なのか確認できないが、事実ならば懸念される」という立場を維持している。