６年ぶりの４強入り

先制点を含む２ゴールの活躍をみせた山野（９番）。写真：梅月智史（サッカーダイジェスト写真部）

［高校選手権・準々決勝］流経大柏（千葉）８－０上田西（長野）／１月４日／フクダ電子アリーナ 【動画】流経大柏が８ゴールを奪うゴールラッシュ！ 上田西戦のダイジェスト 　１月４日、フクダ電子アリーナで開催された第103回全国高校サッカー選手権の準々決勝で、流経大柏（千葉）と上田西（長野）が対戦した。 　序盤から猛攻を仕掛ける流経大柏は、前半13分にFW山野春太が右足のシュートを流し込んで先制すると、そこから怒濤のゴールラッシュ。山野、MF和田哲平、MF亀田歩夢がそれぞれ２点ずつを奪って、前半だけで６点をリードする。 　さらに後半にも28分にCKから奈須琉世が高打点のヘディングシュートを決めれば、７分後にも柚木創がPKで追加点。終わってみれば８－０の大勝だった。 　３回戦では強豪・矢板中央（栃木）を２－０で下すなど、ここまで堅守を誇ってきた上田西。しかし、流経大柏の攻撃を最後まで抑えきれず、まさかの大量失点を喫した。 　試合後、上田西のDF松本悠真は「流経大柏はトップトップで戦っているチームなので、やっぱり強かったですね」と悔しさを滲ませる。 　また、守護神の牧野長太朗も「相手は日本代表やプロ内定の選手がいて、高校トップクラスの攻撃力。自分のサッカー人生で感じたことがない迫力でした」と脱帽。「どんどん選手が飛び出してくるし、パスやシュートの精度、一つひとつの技術の高さを感じました」と述べている。 　６年ぶりの４強入りを決めた流経大柏は、国立の舞台でも自慢の攻撃力を発揮できるか。 取材・文●中川翼（サッカーダイジェストWeb編集部）