さらば「V10」エンジン ランボルギーニ・ウラカン UK中古車ガイド 後継はV8で値上がり必至?
知っておくべきこと
2019年に、ウラカンはウラカン・エボへ進化している。前期型のペルフォマンテ譲りとなる640psのV10エンジンに、アクティブエアロ、新しい後輪操舵システムなどを得たフェイスリフト版だ。スタイリングも、僅かに変更されている。 その後、サーキット走行へ特化したウラカン STOが登場。モデル末期に、オフロードを想定したウラカン・ステラートが追加された。
英国ではいくら払うべき?
■10万9000ポンド(約2126万円)~11万4999ポンド(約2437万円) 基本的に状態の良い、初期のウラカンを英国では探せる価格帯。走行距離は、どれもそこまで長くないはず。クーペが中心だが、スパイダーもチラホラ。アフターマーケットの部品で、派手に改造された例は避けたい。 ■12万5000ポンド(約2438万円)~14万9999ポンド(約2924万円) ウラカン LP610-4とLP580-2が中心で、スパイダーの割合いが増える。走行距離の幅はかなりあるが、いずれも状態は良さそうだ。 ■15万ポンド(約2925万円)~17万4999ポンド(約3314万円) 走行距離が短いウラカンを選ぶなら、英国ではこの価格帯から。走行距離はやや長めだが、ペルフォマンテや、フェイスリフト後のウラカン・エボも、少ないが含まれる。 ■17万5000ポンド(約3315万円)以上 素晴らしいコンディションの、ウラカン・ペルフォマンテを英国では探せる価格帯。クーペとスパイダーの両方がある。ボディカラーも多彩だ。 ■英国で掘り出し物を発見 ランボルギーニ・ウラカン LP640-4 ペルフォマンテ(英国仕様) 登録:2018年 走行距離:2万6500km 価格:17万4990ポンド(約3412万円) ランボルギーニの正規ディーラーで整備を受け続けてきた車両で、保証も付帯する。保護フィルムが全面に貼られているとのことで、塗装の状態も間違いないだろう。
サム・フィリップス(執筆) 中嶋健治(翻訳)