大阪・松井知事と吉村市長が会見 「クロス選」出馬(全文4)選挙に魔法のつえはない
どういう認識で裏切られたと言っているのか
産経新聞:すみません、産経のアリカワです。ちょっと公明との交渉に戻るんですけれども、裏切られたというのは公明側は口頭で約束したけれども、それを結局一筆書くのを拒否したというご認識なのか、どういうふうな認識で裏切られたというふうにおっしゃっているかもう一度ご説明お願いします。 松井:人と人との約束というのは口頭でも約束は成り立っているわけでね。それを何度も、2011年以降、約束が違うときがよくあるので書いたものにしてくれということですよ。口では約束するけど書いたもん出せんというのは、これは普通の感覚として、これはだますつもりだなってなるでしょう。普通、人間そうなると思うんですけどね。口でいっぱいいいこと言って、これ約束守るって言うけど、じゃあそれちょっと一筆書いてよって言ったときに、いや、一筆は勘弁してくれって言われたら、これごまかそうという話なんじゃないの。そういう判断をしたということです。 吉村:5月の法定協の可決、そういったスケジュール感というのが前回、きのうの法定協で出して否決されましたけども、そこについての合意はできていたんです。ただ、それをじゃあ確認書にしようということの、確認書にするって言ったけどもしなかったという、そういううそはないです。ただ口頭では、これはスケジュール感も含めてやるという合意をしたわけですよ。口頭での合意。だから僕らはそれを口頭で合意するのであれば、それは本当にそうだったら確認書の形にしてくださいよと言ったけども、そこが成り立たなかったということです。 だから公明党が、いや、例えば5月、6月に法定協が可決するなんて言っていないよと言うかどうかというのは、それはちょっと取材してもらったらいいと思います。さっきのメンバーみんな知っていますから。 司会:続きまして。
知事・市長選では都構想の他に何を訴えるのか
朝日新聞:すみません、朝日新聞のナラザキです。知事・市長選のマニフェストなんですけれども、もちろん都構想は掲げると思うんですが、そのほかどのような点に力点を置いて作られますか。 松井:僕は今度市長に立候補しますから、先ほど申し上げましたけども、やっぱり子育て支援と、子供の虐待根絶、それから教育の質向上、さらなる質向上ね、吉村市長が取り組んできた。こういうところをやっぱり重点を置きたいなと。あとはもう広域の成長戦略とかは、今のやつを続けていくということです。 吉村:大阪を一地方都市で終わらせないというのが、僕がいつも言っている政治信条です。ですので、まず僕らは大阪万博を誘致しましたから、大阪万博の成功、これがまず一番大きな話だと思います。それだけじゃなくて、それを見越して府民の皆さんの、さっき言った生活の質が最近技術を使って良くなるとか、そういった部分についてはぜひ力を入れていきたいと思います。いずれにしても知事としてやるべきことの大きなところは、やっぱり大阪の成長を実現させるということだろうと思います。大阪府全体の話ですから。 医療とか教育とか福祉とか、住民の皆さんに身近なサービスというのは、僕は大阪市長としてやってきました。これは本来市町村がやるべき、力を入れて頑張らなきゃいけないことだと思います。これは大阪市だけじゃなくて、大阪府下市町村それぞれがやっぱり選ばれていますので、身近なサービスというのはやっぱりそこで力を入れていくべきだと、市町村長がやるべきだと思っていますけど、大阪府知事としては市町村長ではできないような大阪の成長というところによりいっそう力を入れていきたいと思っています。