「完全に…」“最後のPKキッカー”前田大然がまさかの事実を明かす! 鮮烈弾でV大貢献も脳裏に焼きつく88分「反省してます」
「でもそれが上手くいきました」
セルティックをタイトル獲得に導いた前田大然が、謙虚に“2ゴール”を振り返った。 前田、古橋亨梧、旗手怜央を擁するセルティックは現地時間12月15日、リーグカップの決勝で、宿敵レンジャーズと対戦。日本代表トリオが揃って先発したなか、3-3で突入したPK戦を5-4で制し、2シーズンぶり22度目の優勝を果たした。 【動画】前田大然が猛プレスから鮮烈弾&最終キッカーでPK成功 前田は1-1で迎えた60分に相手のバックパスをかっさらい、海外キャリアで自己最多に並ぶシーズン11点目をマーク。さらにPK戦でも最後の5人目としてきっちり成功させ、勝負を決めた。 「素晴らしい応援があったので、それのおかげかな」 試合後、『CELTIC TV』のインタビューに応じた前田は、そう感謝を伝えた。ただ、余韻に浸る間もなく、その次に出てきた言葉は反省だ。 「上手くトラップできて、上手くゴールを決められたんですけど、(3-2で迎えた88分の)3失点目のところは僕がクロスを上げさせたところが、多分失点のシーンだと思うので、反省してます。 そういうので勝敗が決まっていくので。もちろん勝ったのは嬉しいですけど、強いチームはそういうところをもっともっと突き詰めていかないといけない。まずはしっかり喜んで、あとは反省します」 旗手の直後に蹴ったPKは、GKの逆を突く見事なものだった。しかし、決して狙ったわけではなく、偶然の産物だったようだ。 「完全にミスキックだったので。でもそれが上手くいきました。たくさん試合をやっていて、疲れたなかでのPKだったので。あとはもう運が味方してくれたかなって思います」 ブレンダン・ロジャーズ監督は、眩い活躍を見せた前田を「このクラブを象徴する存在になりつつある」と評した。凄みが増す背番号38はセルティックの看板選手として、チャンピオンズリーグを含め、チームをさらに高みに導く存在となれるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部