岩手名物「まめぶ汁」 朝ドラブームで一躍話題に 地元では冠婚葬祭で食べられる郷土料理
土地ごとの食文化と、地域ならではの歴史が紐づく「郷土料理」。関西を中心に活躍するフリーアナウンサーの清水健と落語家の桂米舞(かつら・まいまい)がパーソナリティーをつとめる番組で、岩手県内に広がる郷土料理を紹介した。 【写真】心も体もあたたまる! 朝ドラ『あまちゃん』で一躍話題となった、岩手名物「まめぶ汁」 今回紹介したのは、岩手名物「まめぶ汁」。まめぶ汁とは、煮干しや昆布だしがきいたしょうゆ系の汁に、くるみ入りの団子「まめぶ」が入った煮込み料理のことを指す。 まめぶ汁は、岩手県久慈市を中心に食べられている郷土料理。もともと、江戸時代の凶作に備えるため麺類の代用食として食べられていた。その際、団子と相性の良いくるみを包んで食べていたことがはじまりとされている。 おもに冬に食べられる家庭料理であり、地元では、お正月や冠婚葬祭などの行事食としても食べられている。 スタジオで味見をした清水は、「あったまるわあ」とひと息。それぞれ試食した2人は、「ショウガを入れるとよりおいしいかも!」と新たなアレンジレシピを提案した。 「まめぶ」の由来は諸説あり、なかには、「忠実忠実(まめまめ)しく健康に暮らすという思いがこめられている」という説もあるのだとか。これに対し、清水は「『節目節目で自分自身を見つめ直しなさいよ』という意味もあるんですかね」とコメントした。 まめぶ汁は、2013年NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で紹介され一躍話題となった。地元の学校の給食でも、郷土料理を知る機会として出るのだそう。 清水は、「郷土料理は地元の人に大切にされている料理だからこそ、その食文化を学ぶことは必要」と食文化の大切さについてコメントし、番組を締めくくった。 ※ラジオ関西『Clip木曜日』より
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