箱根駅伝 城西大・斉藤将也「真のエースへ」 櫛部静二監督は5区起用も示唆「個人的に走ってほしい」
来年1月2、3日の第101回箱根駅伝に向け、前回総合3位の城西大が16日、オンラインで取材会を開いた。前回2区区間8位の斉藤将也(3年)は「箱根で真のエースになるために(チームメートの留学生)ビクター(・キムタイ)よりも強さを見せていきたい。全区間準備している」と闘志を燃やした。 城西大は今春、前回5区区間賞の山本唯翔(現SUBARU)が卒業。大きな穴が開いたが、斉藤は1年時、5区を想定したコースを走る「箱根激坂王決定戦」で山本を抑えて優勝しており、2年連続区間新を出した〝山の妖精〟にも引けを取らない力がある。櫛部静二監督も「5区の適任は1年生のときに山本に勝った斉藤。2区もあるが、個人的に走ってほしい」と5区起用を示唆。「もう一人5区要員がいるので、最終的な調子をみて考えたい」と話した。 「5区でも自分の走りをするだけ。区間新を取る準備はできてる。僕の仕事は1番で持ってくる。何分差だろうが1着を目指す」と斉藤。強気の走りで箱根路を盛り上げる。