フライパンに料理を入れたまま保存するのはNG フッ素樹脂加工を長持ちさせるコツ プロが伝授
「コーティング系フライパン」を長持ちさせるコツとは?
フライパンの寿命を縮める“うっかり行為”を避けつつ、長く快適に使うためには、普段から意識したい使い方や洗い方のコツもあるようです。 ・急激な温度上昇が起こらないように、中火以下で使用する ・急激な温度変化を抑えるため、フライパンに大さじ1程度の油を入れてから点火する ・傷がつかないように、調理には木や樹脂などのツールを使う ・急激な温度変化を避けるため、火を止めて1~2分ほど経ってから洗う ・急冷を避けるためにお湯を使う ・加工を傷めないように、やわらかいスポンジと中性洗剤を使う ちなみに、フライパンの外面も汚れが残らないように、同様にやわらかいスポンジと中性洗剤、湯で必ず洗うことを河村さんは推奨します。スチールたわしや磨き粉はNGです。 「フライパンが完全に冷め切らないうちに汚れを落としましょう。外面が汚れたまま使用を続けると、付着した汚れが加熱されることで焼きついて炭化し、こびりついて、汚れが取れにくくなってしまいます。炭化してこびりついた汚れを落とすのは、非常に困難です。調理後は、汚れが残らないよう外面もしっかり洗ってください」 フッ素樹脂加工など「コーティング系フライパン」を使う際、使い勝手がいいので、扱い方がつい我流になるかもしれません。それが原因で、フライパンの寿命を縮めることも。長持ちさせるためのNGポイントや日頃のコツなどを心に留めて、できるだけ長く大切に使いたいですね。 ◇和平フレイズ株式会社 金属加工の産地として有名な新潟県燕市に本社をかまえる、1951年創業の老舗キッチン用品メーカー。フライパンや卵焼き器、鍋といった定番調理器具に始まり、ステンレスボトルや調理家電まで幅広く扱っている。また、猫がモチーフのキッチンシリーズ「にゃんこれ」や「魚焼きグリル活用パン」のように、ユニークで便利なアイデア商品も数多く開発。
Hint-Pot編集部