大阪府・吉村知事が定例会見7月8日(全文1)熊本県にDMAT、府警を派遣
大阪府の吉村洋文知事は8日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「豪雨災害に遭った熊本にDMAT、府警を派遣」(2020年7月8日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「豪雨災害に遭った熊本にDMAT、府警を派遣」 ◇ ◇
DMATを熊本県人吉市に派遣
司会:ただ今から知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村:九州の豪雨災害によりまして53名の方がお亡くなりになられて、そして今なお13名の方が行方不明の状態です。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆さまのお見舞いを申し上げます。 大阪府として、この被害に対して支援できること、できる限りのことをやっていきたいと思います。現状、これまでの大阪府における取り組みですが、まずはこの豪雨災害が発生いたしまして、昨日ですけども、災害派遣医療チームのDMAT、5隊合計25名を熊本の人吉市に派遣いたしました。DMAT部隊については病院での命を守る支援、搬送の支援、そして避難所における健康維持の支援、そういったところで九州の皆さんの命を守る活動に参加をしてまいります。 それから警察の部隊の派遣についてです。府警から、これは救命救出活動を行うということで、広域緊急援助隊のメンバーの一員として、府警約130人を熊本県に派遣しています。7月7日、もう昨日の段階でDMAT含め、この大阪府の警察130名についても派遣しているという状況です。
支援活動に最大限の力を尽くしたい
それからまだ現状においては派遣要請がなく、準備を整えている段階ではありますが、大阪府における消防隊、これはそれぞれの市町村、そして大阪市も消防隊がありますが、これは僕自身も市長時代に経験もしましたが、大阪の場合は大阪府大隊というのを形成いたします。この準備をしておりまして、7月6日の段階ですでに準備をしています。派遣の要請があれば直ちに出動できる態勢を整えています。 それから大阪府において危機管理室長をトップとしました府の災害支援対策室というものにつきましては、7月6日、2日前にすでに立ち上げをして、この熊本の支援をすると。九州の支援をするという態勢を整えています。また同じく関西広域連合としても熊本県庁にリエゾンの2名を派遣いたしまして、現地において何が不足しているのか、何が足りないのかということの情報収集を開始しているというところであります。大阪府は、もちろん関西広域連合もそうですし、大阪府としても熊本を中心に被災された方の命を守る、それから支援活動ということに最大限の力を尽くしていきたいと思います。 また併せまして今回の豪雨の大阪での影響についてです。昨日の夜中ですけれども、大阪府で多くの雨、大雨となりまして、土砂災害警戒情報というのも大阪府内で発出をされました。それによりまして、茨木、それから高槻、太子、河南町、千早赤阪村において避難勧告の発令も夜中にされているという状況であります。避難所については最大36カ所開設しましたが、現在12時の時点におきまして全ての避難所は災害の危機を脱したということで閉鎖をしています。これに伴う大阪における人的被害はありません。それから住家、住居ですね。住居の被害もありません。 併せて、道路ですけれども、これは河川の法面なんかが崩れたりしている部分があるところもありますので、あるいは電柱が倒れているというところもありますから、5カ所程度この通行止めが一部で生じているという状況ですが、人命、それから住家、家屋についての被害はないという状況です。引き続きこの豪雨の被害について大阪府としても正面から取り組んで、そしてしっかりとした対策を取っていく。併せて、九州の皆さんを大阪府が持つ力でなんとか支えるところは支えていくということをしてまいりたいと思います。これが1点目です。