佐々木朗希は「ドジャース有力」 ロッテのポスティング容認受け米メディア一斉報道
ロッテは9日、佐々木朗希投手(23)のポスティングシステムによる米大リーグ移籍へ向けた手続きを開始すると発表した。佐々木は1月の契約更改後の記者会見で将来的なメジャー挑戦の希望を明らかにしていた。最速165キロを誇る剛腕への関心は米国内でも高く、現地ではドジャースを有力視する報道が相次ぐなど、複数球団による争奪戦が予想される。 佐々木のメジャー挑戦を米メディアも一斉に報道した。ドジャースをカバーするドジャース・ネーションのノア・カムラス記者は自身のX(旧ツイッター)で、「23歳の彼は史上最高の有望選手の一人であり、マイナー契約しか結べない。移籍先としてドジャースが圧倒的に優位と見られている」と投稿した。 ジ・アスレチックでヤンキースを担当しているクリス・キルシュナー記者も「ヤンキースも熱心にスカウトしているが、ドジャースが有力視されている」とXに投稿。ドジャース有力を伝える報道が相次いだ。 スポーツ専門局「ESPN」はジェフ・パッサン記者による特集記事を公式サイトに掲載。移籍先について「ロサンゼルスは佐々木と強く結びついているだろうが、彼がドジャースに行くと仮定するのは時期尚早だ」と指摘し、パドレス、ヤンキース、メッツにカブスなどを候補に挙げた。 「25歳ルール」によって佐々木は、「25歳未満の国際FA選手」に分類される。国際FA選手との契約可能期間は毎年1月15日から12月15日までで、各球団はボーナスプールという契約総額上限内であれば、複数の国際FA選手と契約を結ぶことができる。既に今季のボーナスプールの大半を使用済みの球団が多い中、最も残額が多い球団はドジャースで、約250万ドル(約3億8150万円)と報じられている。