3km離れた店へ「バス」で買い出しに行くのと、「配達サービス」に頼むのとでは、最終的にはどっちが得?
在宅勤務が普及してきたこともあり、自宅にいながらレストランなどの料理を楽しめる宅配のシステムも普及しています。しかし、以前からあるそば屋の出前のように無料サービスではなく、有料サービスとなっているため、自分で買い出しに行ったほうが安いと考える人も多いでしょう。 本記事では3km範囲の配達と3km先の店にバスで買い出しに行った場合のコスパとタイパを比較します。どちらがお得なのか興味のある方は参考にしてください。
コストパフォーマンス(コスパ)とタイムパフォーマンス(タイパ)
商品の購入やサービスの利用を比較する場合に、コストパフォーマンス(コスパ)が高いかどうかで判断することがあります。価格や料金に比べて性能やサービスの質が高いときにコスパが高い(価値が高い)と評価します。 また、最近では時間という観点からパフォーマンスの高さを図るタイムパフォーマンス(タイパ)という評価方法で判断する人も増えてきました。タイパは時間が有効に使えるかどうかを重要視した評価方法です。 配達と買い出しをこの2つの評価で比較してみます。
出前や配達と店舗の利用はどちらが得か
有料サービスを利用して料理を届けてもらう場合と、自分で買い出しに行く場合ではどちらが得なのかを考えてみましょう。 前提として、出前や配達で届けてもらう料理と買いに行く料理はどちらも同じ価格とします。つまり、購入以外にかかるお金と時間によってどちらが得なのかを判断します。 まずは交通費や買い出しの時間、配達や出前の料金とかかる時間をそれぞれ計算します。 ■出前・配達にかかる費用と時間 出前や配達のサービスを行っている2社の費用は図表1のとおりです。 【図表1】
■店舗利用にかかる費用と時間 3km先の店舗(往復6km)まで移動する場合の交通費と移動時間は図表2のとおりです。 【図表2】
出前や配達と店舗の利用をコスパとタイパで比較 図表3でコスパとタイパで買い出しと配達を比較します。なお、買い出しの交通手段は交通費と時間があまりかからないバスでの移動とします。 【図表3】