【ジャパンC】武豊騎手「競馬は面白い」ディープ産駒をハーツ産駒で迎え撃つ/会見全文
ジャパンC(G1、芝2400メートル、24日=東京)の共同会見が20日、東西トレセンで行われた。G1・4勝馬ドウデュース(牡5、友道)に騎乗する武豊騎手(55)は、天皇賞・秋に続くG1連勝へ意気込みを語った。 全文は以下の通り。 -天皇賞・秋を振り返って 武豊騎手 とにかく状態がすごくいいなと思っていて、レースは道中でペースが遅くて少し心配したんですけど、最後の直線ですごい脚を使ってくれたので、残り200メートルを切ったぐらいで「勝てるな」と思いました。最後の直線でいい脚を使えるのが再確認できたので、そういう形をつくるのが大事だとあらためて思いました。 -1週前追い切り(Cウッド6ハロン80秒9-10秒9)に騎乗した際の指示は 武豊騎手 天皇賞からそれほど間隔は空いていないんですけど、前走後も順調で元気がすごくいいので「しっかり追い切ってください」と言われました。 -やはりタフなのか 武豊騎手 それは言えると思いますね。あれだけのレースをしたんですけど、ダメージがあまりなかったみたいで、先週の動きもものすごく良かったです。 -2歳時からの変化は 武豊騎手 2歳時からすごく完成度の高い馬だったんですけど、馬体なんかもすごくパワフルになっていますし、今年の秋に関しては落ち着きも昨年以上にあるかなと思います。馬がやることを分かっているのを感じます。 -ジャパンCではディープインパクト産駒のオーギュストロダンと、ハーツクライ産駒で戦う 武豊騎手 オーギュストロダンが参戦するというのは早くから聞いていて、ディープ産駒の最終世代で英国のダービー馬ですし、欧州最強と言っていい馬がラストランでジャパンCに来るというのは非常に大きなことだと思います。(それに対して)ハーツクライ産駒で戦うというのは「競馬は面白い」とあらためて思いました。 -勝てばジャパンC5勝目となる 武豊騎手 これまでも強い馬でレースに乗ってきましたし、勝ってうれしいレースも、負けて悔しいレースもたくさんあります。昨年は僕がけが(右太ももの筋挫傷)で乗れなくて、1年前の今はこの場にもいられなかったわけですから、そう思うと今年は力が入りますし、ドウデュースにとって多くてあと2戦ですから、本当に一戦一戦、悔いのないように乗りたいです。 -デビュー3連勝で、最後も3連勝となれば… 武豊騎手 そうですね。そういう締めくくりをしたいと思っています。ただ、本当にすごい馬たちが集まって、みんな勝ちたいわけですから。楽なレースにはならないと思いますし、脚質的にちょっと偏っているところがある馬で、展開にも左右される可能性があるので、そこは慎重にいきたいなと思っています。 -最後に意気込みを 武豊騎手 これだけの馬ですので、自信を持って乗りたいと思います。みなさんも期待してくださっていますので、応えたい気持ちが強いです。