「お気に入りの子ども服を勝手にリメイク」「両家の顔合わせにファミレス指定⁉」などなど。モヤモヤが止まらない義両親・義きょうだいエピソード
「これが正解、という対処法はないけれど、期待は捨てて心の平和を優先に」と、長島さん
「義父母・義きょうだいにまつわるモヤモヤの大元を分析すると、LINEによるコミュニケーションのズレ、価値観の押し付けや過度な干渉、比較、相手との距離感…。このあたりがキーワードになってくるのではないでしょうか。 LINEにまつわるエピソードについては、最近は義父母世代もLINEなどのモバイルメッセンジャーアプリを活用する機会が増えてきたことによる“あるある”がつまっているように感じました。 夫が義父母からの連絡をスルーしがちなのは良く聞く話で、妻がその“フォロー役”を担わなくてはならないのは、地味にストレスですよね。ここは、妻として、夫に、義父母とのLINEのやりとりで困っていることをはっきり伝えましょう。“夜間LINE”についても『妻は、昼間は子どもの世話に追われて夜はしっかり睡眠をとりたいから、緊急のとき以外は連絡を控えてくれると助かる』など、夫を通して毅然と伝えてもらえると良いですね。 義母の『昔ながらの育児の常識』の押し付けについても、今どきママにとってはストレスのもと。『へ~、そうなんですね』と、一旦は受け入れつつも、ときどきは『でも、近くの保健所の保健師さんから直接教えてもらったんですよね』など、こちらもプロの助言を受けながら育児と向き合っていることをさりげなく伝えましょう。 かわいい孫・甥っ子姪っ子ができたからこその、義父母や義きょうだいの善意や親切心の押し売り、ポロッとひと言などにモヤッとする気持ちもよくわかりますが、これもひとえに我が子に関心を抱いてくれているから。『気にかけてくれてありがたい』という感謝の気持ちを忘れず、一瞬のモヤモヤをまずは自分で受け入れつつ、笑顔でスルーするクセをつけていけたらいいですね。 義両親や義きょうだいとの関係は、人それぞれ異なるため、一概にこれが正解という対処法はありません。『自分の気持ちを大切にする』『夫とのコミュニケーションをしっかりとる』を基本に、『相手に期待しすぎない』『無理に関係をよくしようとしない』などを心にとめつつ、日々平和に過ごす方法を考えていきたいものです」
長島ともこ
フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。 (取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部) ※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。 ※記事の内容は2024年8月の情報で、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部