中山美穂さんが“誤解”されていた「離婚と親権」そして「恋」…関係者は「批判は厳しすぎる印象があった」
「息子さんの親権が辻さんに渡ったことに加えて、離婚直後の14年8月に登場した女性誌『美ST』で離婚の真相について『好きな人に出会った』と語ったことや自身のTwitter(現X)で音楽家とのエピソードをつづるなど、オープンな交際を続けました。これに対して、一部から『恋愛依存体質』『自由過ぎる』などとの声もあがりました。ただ、実際のところは“親権を譲ることが離婚を承諾してもらう条件だった”とも話していますし、『家庭を捨てた』という批判は厳しすぎるものがあったという印象です。そういう意味では、誤解されやすい一面もあったように思います」 そして、音楽家との破局後は芸能界へ本格復帰する。18年には日韓合作映画「蝶の眠り」で5年ぶりの映画主演を果たし、翌19年には歌手活動を再開。同年12月に20年ぶりのニューアルバム『Neuf Neuf』を発表し、20年12月にはベスト盤「All Time Best」をリリースした。 今年は4月から19都市21公演をまわる全国ツアー「Miho Nakayama Concert Tour 2024 Deux」を開催するなど音楽活動にも精力的だった。 近年はバラエティーやトーク番組などに出演する機会は少なく、私生活やパーソナルな部分はベールに包まれていたが、今年9月には「アウト×デラックス2024 世界中の誰よりアウト集結SP」(フジテレビ系)に登場。 「一番心を許す相手」という、お笑いトリオ・インスタントジョンソンのメンバーでギャンブル芸人としても知られる「じゃい」と共に出演し、カラオケのあるバーで楽しそうに『世界中の誰よりきっと』を熱唱するプライベート動画が公開された。そのスターらしからぬ飾らないキャラクターや意外な交友関係は大きな反響を呼んだ。 「芸能界からもたくさんの悲しみの言葉や哀悼の意が寄せられているように、輝かしい功績はもちろん、仕事に対する真摯なスタンスや人間的な魅力で多くの同業者から慕われていました。最近ではバラエティー番組への出演で気さくな人柄も知られるようになり、来年にはデビュー40周年を控える中でさらなる活躍が期待されていたのですが……。本当に言葉もありません」(前出のベテランマネジャー) 日本中が悲しみに包まれる中、今はただ中山さんのご冥福を祈ることしかできない。(立花茂)
立花茂