【古参の嬉しい悲鳴】人気バンドの「チケット」が高すぎる! 「インディーズ」時代の3倍はかかっているのですが……。
インディーズ出身の人気バンドのチケットが高すぎて不満との声があるようですが、今回はこの話題について取り上げます。インディーズ時代のチケット価格と比較していることから、今ではメジャーデビューを果たしているバンドだと思われます。 そこで、インディーズ時代とメジャーデビュー後ではどのような違いがあるのか、チケットの価格にどう影響しているのかについても解説します。
インディーズ時代とメジャーデビュー後の違い
インディーズで活動していた頃と、メジャーデビュー後では、ライブ会場のキャパシティーが大きく異なります。インディーズ時代は、ライブハウスやクラブなどの規模の小さめな会場でライブを行うことがほとんどです。 観客は多くても数百人止まりといえるでしょう。ステージと客席が近く、アーティストの存在が身近に感じられたことでしょう。 徐々にファンも増え、晴れてメジャーデビュー後は、所属事務所の宣伝効果もあり、世間の認知が広まってますます人気が出たのでしょう。 その結果、規模の大きいホールなどでのライブが実現し、観客も数千人に増えます。アリーナともなれば1万人以上が入ります。ライブ会場のキャパシティーが大きくなれば、それだけ多くの経費がかかることは必然です。 ライブの内容にしても、小規模の会場とは使用する機材も大型化し、遠くの観客席からでも楽しめる演出など、すべてにおいて大がかりになります。それがチケットの価格に反映されているわけです。
ライブにはどのような費用がかかるのか
大規模のホールで行われるライブにはどのような費用がかかるのでしょうか。まずは、ライブを開催するに当たり、前もって告知するためのポスターやチラシ、インターネット広告などの広告宣伝費がかかります。 キャパシティーが大きくなりステージが広くなる分、会場の仕込みから音響チェック、リハーサルなどにも相当の時間がかかるため、会場使用料も高額になります。会場のキャパシティーに見合った機材のレンタル料もインディーズ時代とは比べ物になりません。 舞台美術、音響技術などの専門家に支払う人件費、受付やセキュリティースタッフなどの人件費や飲食代、イベント保険なども含まれます。このように、人気が出てライブ会場が大きくなるほど、1回のライブに多額の費用がかかることになるわけです。