「代償払わせる」と警告 ハマスに人質解放迫る トランプ次期米大統領
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は2日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスがイスラエル人や米国人を人質として捕らえていることについて、自身が大統領に就任する来年1月20日までに解放しなければ「代償を払わせる」と警告した。 【写真】パレスチナ側に拘束された人質の顔写真を入り口に貼り付けたイスラエルの商店 トランプ氏は自身のSNSで、人質解放に向けた交渉が進展していないと批判。「代償」の詳細には触れなかったが、「人類に対する残虐行為を犯した者たち」の責任を追及する構えで、「今すぐ人質を解放しろ」と要求した。 これに先立ち、イスラエル軍は2日、米国籍を持つイスラエル兵の男性が昨年10月のハマスによる急襲時に殺害されていたと発表。遺体は回収されていないという。バイデン米大統領は声明を出し、「憤慨している」と表明していた。