世界のエリートはTOEICの頻出単語"undergo"を好まない…「中学レベルの英単語」に言い換えるスマートな理由
■表現の量を何倍にも増やすことができる 表現できる意味⑦:経験する(undergo) 経験する=undergoで意味は通じますが、表現としてはポピュラーではありません。ここもhaveを代用することで、「経験する」の意味合いが取れ、非ネイティブに伝わりやすくなります。 ---------- 「従業員は来週トレーニングセッションを受けます」 難単語 Employees will undergo training sessions next week. ↓ 言い換え Employees will have training sessions next week. ---------- haveを使うことで、多様な表現ができることが理解できたのではないでしょうか。 このように、非ネイティブエリートたちは簡単な単語が持つ意味を理解し、表現の量を何倍にも増やしています。 もう一つ、便利な単語であるlastの表現方法を紹介します。 ■「last」続く、持続する、生き残る… 「have」に加えて「last」も応用の利く単語です。こんなにもたくさんの意味があり、難しい単語を使うよりも、この一つでとても応用が利く単語なのです。1つずつ見ていきましょう。 コアイメージ:最後の lastは「続く」「持続する」「生き残る」など、広い意味で使われる単語です。基本のイメージは「最後の」。シャットアウトという意味での最後ではなく、続いていく状態のまま、現時点での「最後」を示す場合にも使われます。「最後」というより「最新」のイメージを含めて、覚えてもらうと良いでしょう。 「last」は、文脈によって形容詞、名詞、動詞、副詞として使われるため、非常に柔軟な意味を持っています。 品詞ごとに表現できるニュアンスを紹介していきます。 表現できる意味①:続く(continue) 「続く」を意味する難単語はcontinueです。このcontinueはlastに置き換えることができ、同じ「続く」の意味を表現できます。 ---------- 「会議は予算が決まるまで続きます」 難単語 The meeting will continue until we decide a budget. ↓ 言い換え The meeting will last until we decide a budget. ---------- 表現できる意味②:持続する(endure) 「持続する」の意味は難単語でendureと言います。endure【endured】もlast【lasted】に置き換えることができます。 ---------- 「パートナーシップは10年以上にわたって持続しています」 難単語 The partnership has endured for over a decade. ↓ 言い換え The partnership has lasted for over a decade. ---------- 表現できる意味③:生き残る(survive) 「生き残る」を表す単語はsurviveです。このsurviveと同じ意味をlastも持っており、同じ内容のまま、言い換え表現ができます。 ---------- 「小規模な事業は独自の製品を提供することで生き残ることができます」 難単語 Small businesses can survive by offering unique products. ↓ 言い換え Small businesses can last by offering unique products. ---------- 動詞であるcontinue、endure、surviveが持つニュアンスを1つの単語lastで言い換えることができます。 難しい単語ではなく、簡単なlastを使うことで、物事が長期間または一定の期間続くことを強調しつつ、伝えたい内容を明確にするメリットがあります。