年間配当200万円超を達成した投資家が保有する「高配当株トップ10」
今を楽しみつつ、将来にも備える節約術
ただもちろん、投資には種銭がいります。その種銭を作るには支出の見直しが必要ですが、その前に大切なことをお伝えします。それは「楽しいことの仕分け」です。自分が、夫婦が、楽しいと思うこととそうでもないことを仕分けして、ランクづけしていきましょう。 楽しいことの上位となるものへの支出は大目に見ます。例えば、ディズニーランドが好きなら年に一~二度は行ってもかまいません。そこでしっかりと支出して、今の生活を楽しむことが重要です。お金の威力を知ることは、節約や投資へのモチベーションとなります。 他方でランクが低いものへの支出は減らしていきましょう。特に、固定費から見直すことをお勧めします。固定費はいったんカットもしくは減額すれば、永遠に節約効果が続くからです。具体的には、お酒をよく飲む方は健康面からも量を見直しましょう。それ自体が支出になるばかりか、やがて病気になると、それも固定費となります。 習慣化した自販機・コンビニの缶コーヒーやランチ時の高価なドリンクも、積もりに積もれば大きなお金に化けます。これも固定費と言えるでしょう。 ほとんど使っていないサブスク契約はありませんか? ジムに行かなくともウォーキングやランニングは公道で、筋トレは自宅や公園でできます。こうして積み上げていけば、結構な額が工面できるはずです。 また、50代といえば、そろそろお子さんが就職され、手が離れる時期でしょう。お子さんにかかっていた教育費や生活費が必要なくなります。それらを投資に回すのが一番簡単でしょう。 今50歳なら、60~65歳まで「10~15年集中」と割り切って頑張りましょう。 当然、働き続けるという手もあります。健康寿命は男性が73歳、女性が75歳(内閣府「令和5年版高齢社会白書」)。そこまで働くならまだ20~25年あります。だから安心してください。50歳でも老後資金の準備は、まだ間に合いますよ!