秋に植えて春に収穫できる!イチゴ、エンドウ、タマネギなどの「冬越し野菜」を始める前に知っておきたいこと
イチゴは休眠して寒さをしのぐ
イチゴは、気温5℃以下で休眠に入ります。葉は地面に張りついてロゼット状に広がり、老化した葉は紅葉したり枯れたりしますが、中心部に元気のよい葉が2~3枚あれば心配無用。宿根草のイチゴは、暑くなると開花や結実が止まるだけで枯れることはなく、ランナーを伸ばして盛んに増殖します。 10・11月号では、冬越し野菜の生育サイクルと栽培を成功させるコツ、イチゴ、ナバナ、エンドウ3兄弟(サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピース)、ソラマメ、新タマネギのそれぞれの育て方を紹介。有機肥料を使う場合の肥料の種類や量も記載しています。さらに、有機栽培の専門家に、土壌微生物を活性化させる有機資材を使った土作りの極意を教わりました。この冬は有機で冬越し野菜をおいしく育てましょう! 教えてくれた人/藤田 智(ふじた・さとし) 恵泉女学園大学副学長、人間社会学部教授。秋田県生まれ。学生や社会人を対象とした家庭菜園指導の第一人者。「初めてでも失敗しない」栽培メソッドに定評がある。『はじめてでも大収穫! 野菜づくり超入門 秋冬&春準備編』(NHK出版)など著書多数。 ●『やさいの時間』2024年10・11月号「有機肥料と相性抜群! 冬越し野菜のススメ」より