福山市の国道2号交差点に左折レーン新設 2025年2月の完成目指す 渋滞緩和や追突事故の解消へ
国道2号の渋滞緩和と追突事故の抑止に向け、国土交通省福山河川国道事務所は本年度、福山市手城町2丁目の千間土手中交差点に左折専用の車線(左折レーン)を新設する。10月下旬から本格的に工事を始め、来年2月の完成を目指す。 【地図】千間土手中交差点 同交差点の岡山方面に向かう3車線の道路が対象。歩道の一部や植樹帯を撤去して4車線分のスペースを確保し、延長75メートルの左折レーンを整備する。総事業費は約1億円を見込む。 市内の国道2号を巡っては、朝夕を中心とした慢性的な渋滞が課題となっている。左折車と直進車が混在する同交差点の現場は主要渋滞区間に含まれ、追突事故も後を絶たないという。 同事務所道路管理課は「渋滞を緩和し、事故を一件でも減らしたい。今後も計画的に効果のある対策を進めていく」としている。工事に伴い28日から2月上旬にかけ、土日祝日を除く午後10時~翌午前5時、車線を減らすなどの交通規制を実施する。
中国新聞社